武蔵野大学は、ベネッセi-キャリアが提供するアセスメントテスト「GPS-Academic」を4月より導入したことを発表した。大学教育での学修成果を可視化することで学生の成長を促進させ、2050年の未来社会で活躍する人材育成をさらに推進していく。
「GPS-Academic」は2018年からスタートした、大学教育を通じて身につけるべき能力を客観的に評価することができるオンライン型のテスト。客観的な能力としての「思考力」の評価と、問題解決に向かう「姿勢・態度」の評価、問題解決の力を培う「経験」の行動面での自己評価、学生の満足度など意識を測る「アンケート」で構成され、学生を多面的に評価することができる。
同大学では、大学教育の内部質保証の実質化のために成績評価や授業評価アンケート、学修成果や卒業要件の達成状況、学生の進路、学生生活実態調査、資格・免許の取得状況、外部客観テストを、機関(大学全体)、教育課程(学部・学科・研究科など)、科目(授業・科目)の3つのレベルで測定・評価し、教育改善につなげてきた。その中で、思考力等を客観的に測定できないこと、大学教育を通じて身につけた能力(身につけるべき能力)を継続して評価できないことが課題として挙げられていた。
今回「GPS-Academic」を導入することで、教職員は「学生の実態を客観的に把握し学内の取り組みのPDCAを回すための材料」として、学生は「今すべきことを認識し自らの成長に向けた行動を起こすきっかけ」として活用し、未来の世界を担う人材育成を目指す。
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