パステルコミュニケーションは、同社が運営する子どもの発達の悩みごとを解消する情報サイト「パステル総研」の読者などを対象に実施した、「発達障害グレーゾーンの子の進級に関するアンケート」の結果を3月17日に発表した。同調査は、「パステル総研」読者およびトレーナーのメルマガ読者、発達科学コミュニケーショントレーナー・リサーチャー166名に対して、2月25日~3月7日の期間に行われている。
調査対象者に、進級に関する心配や悩みがあるかを尋ねたところ、89.9%が「ある」と回答した。
進級に関する心配や悩みの内容を尋ねた質問では、「登校渋りしている」(23.7%)がもっとも多く、「学習についていけない」(22.4%)、「集団行動ができない」(18.4%)がそれに続いている。また、「友だちがいない」「友だちトラブルが多い」「友だち関係の不安」を合わせた回答は、22.8%に達した。
今年(2021年)4月の進級にあたって、もっとも不安なことを尋ねたところ、「新しい担任の先生との相性」(42.3%)が最多となった。その他、「子どもの不安感が強くなること」(14.9%)、「学習が難しくなること」(13.1%)が上位を占めている。
これらの不安に対して、どのような準備をしているかを尋ねた質問では、「家庭で肯定的な関わりをしている」(35.9%)、「担任の先生について配慮をお願いした」(20.7%)、「学習のつまずきをフォローしている」(15.8%)が上位となった。
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