学情は、2021年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に実施した、「就職活動の振り返り」に関するアンケート調査の結果を、2月8日に発表した。
同調査は、学情が運営するダイレクトリクルーティングサイト「あさがくナビ2021」会員に対して1月22日~31日の期間に行われ、256名から有効回答を得ている。
調査対象者に、就職活動でWeb面接を経験したかを尋ねたところ、87.1%がWeb面接を経験していることがわかった。
Web面接の際に、企業からの情報提供・サポートでうれしかったこととしては、「複数の日程から選択できた」(65.0%)がもっとも多かった。具体的には「複数の企業の選考を受けるので、日程を選択できるとありがたい」「日程の候補が複数あるほうがスケジューリングしやすい」といった意見が寄せられている。
以下「動画で企業理解を深める機会があった」(31.4%)、「オンラインで社員と面談する機会があった」(30.9%)が続いた。
就職活動において、Web面接とリアル訪問の面接では、どちらがよいと感じたかを尋ねた質問では、「リアル訪問の面接」が28.9%、「どちらかと言えば、リアル訪問の面接」が25.8%と、リアル訪問の方がよいという回答が54.7%に達している。
リアル訪問の方がよいと答えた学生からは、「直接のほうが、企業の雰囲気も分かりやすい」「直接だと、言いたいことが伝えられているかを確認しながらコミュニケーションを取ることができる」「就職を決める大切な機会なので、直接熱意を伝えたい」「最寄り駅から企業まで歩くなど、実際に訪問すると、より実際に働くイメージを持ちやすい」といった回答が寄せられた。
一方、Web面接の方がよいと答えた学生からは、「Web面接は、交通費と移動時間がかからないので、地元の企業など、遠方の企業の選考にも参加しやすい」「コロナ禍では、Web面接がなければ就職活動はできなかったと思う。Webでもリアルでも対応できることが大切だと思う」といった回答が寄せられている。
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