スタディプラスは、同社の教育事業者向け学習管理ツール「Studyplus for School」の、教育格差をはじめとする社会課題解決に取り組む特定非営利活動法人(NPO法人)への無償提供プログラムを、10月12日に開始した。
同プログラムは、経営資源に乏しく、安定した運営が難しいNPO法人に対して、「Studyplus for School」を無償提供することで、慢性的な人材不足を解消し、社会貢献事業の加速を支援する。
第1弾に選ばれた、相対的貧困状態にある子ども向けに、都内を中心に1000名を超える大規模な無料学習会を運営しているNPO法人キッズドアは、支援体制を構築するだけのリソースが不十分なことなどから、学習会の開催が週1回~隔週1回程度に留まっている。
また、家庭の事情などで生徒が欠席する場合は、支援の頻度が月1回になってしまい、学習会だけでは十分な支援が困難なため、キッズドアでは学習会の開催拡大を模索するとともに、学習会外での支援体制の構築が課題となっていた。
今回の「Studyplus for School」の導入によって、これまでは対面でしか把握できなかった日々の学習記録を、子どもが学習会に来ていない日も含めてオンラインで把握可能になるとともに、学習計画を立てて生徒に共有する「プランニング機能」や、生徒の学習記録に対してコメントで励ましを送れる「フィードバック機能」を活用し、日々の継続した学習指導やモチベーションサポートを実現している。
さらに、スタッフ間で生徒の学習状況や面談履歴を共有できる「カルテ機能」によって、情報共有の効率化・高度化が可能になった。
スタディプラスは、今後も経済格差による教育格差の改善を目指し、NPO法人への「Studyplus for School」の無償提供や、課題解決支援を積極的に進めていく。
【関連リンク】
・スタディプラス
・「Studyplus for School」
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