マイナビは、4年制大学卒業者または大学院修了者のうち、社会人3年以内の正社員を対象に調査・分析した「アルバイトを通じた大学生のキャリア成長と企業メリットに関する研究」を、10月27日に発表した。
同研究に関連する調査は、3月12日~26日の期間に行われ、1557名から有効回答を得ている。
同研究では、社会人基礎力の向上に「普段より少し背伸びした挑戦をする機会があったこと」「話を聞いてもらったり、相談にのってもらったりしたこと」「自分の長所・短所や適性、能力について振り返る機会があったこと」「仕事の重要度を理解していたこと」が有意に影響することが明らかになった。
キャリア観の醸成については、「普段より少し背伸びした挑戦をする機会があったこと」「話を聞いてもらったり、相談にのってもらったりしたこと」「仕事の重要度を理解していたこと」が有意に影響している。
これらの結果から、インターンシップで期待される社会人基礎力の向上・キャリア観の醸成といった成長は、「仕事重要度理解」「挑戦機会」「サポート」「振り返り機会」を押さえたアルバイト先で養えると考えられる。
大学生の社会人基礎力の向上やキャリア観の醸成と、アルバイト企業におけるメリットには、正の相関がみられることから、大学生にインターンシップで期待される成長をアルバイト先の企業が促すことで、能動的に働く効果(主体性)や、友人・知人にアルバイト先を紹介する(他者推奨意向)といったリファラル効果などが期待できる。
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