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大分県の中高で、学習者ごとに最適化されたクラウド型学習教材の実証実験が開始

 すららネットは10月27日、クラウド型教材「すららドリル」が大分県教育委員会における「経済産業省のEdTech導入補助金を活用した実証実験」の教材として採択されたことを発表した。大分県内の高校20校、中学校4校で、約9000名の学生が10月から利用を開始する。

 すららネットでは、学生一人ひとりの理解度・習熟度に応じたペースで国語・算数/数学・英語・理科・社会の5教科を学べるeラーニング教材「すらら」を提供しており、「すららドリル」はその姉妹版という位置づけで学習者の学力に応じた演習問題に取り組める教材となっている。対象学年は小学校1年生~高校3年生で、理社は小中学校、英語は中学校以降の範囲に対応している。

 今回の実証実験では、公正に個別最適化された学習の仕組みの提供と、学習指導における教員の負担の軽減を目指す。

 なお、現時点では多くの学校において生徒数に対し学校保有の端末が不足しているため、PCルームの端末をクラスごとに交代で利用したり、家庭の端末を家庭学習用として活用したりするとしている。

 今秋より端末が整備されている学校では、授業内で「すららドリル」のテスト機能を活用し既習内容を確認したり、ドリル機能の弱点補強を試みたりなども予定されている。また、「すららドリル」に蓄積される学習ログから生徒やクラス、学校の学習傾向を分析し、効果的な学習指導を目指すともしている。

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https://edtechzine.jp/article/detail/4635 2020/10/27 14:15

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