ジンジブは、新卒採用担当者を対象に実施した、2021年卒高校生の新卒採用における募集人員の増減や、高卒採用の活動内容に関する調査結果を、10月8日に発表した。
同調査は、9月16日～23日の期間に行われ、431名（うち高卒採用実績は232名）から有効回答を得ている。
調査対象者に、前年と比較した高校新卒採用の募集人数増減について尋ねたところ、「前年より増やす」が22％、「前年と同じ」が47％、「前年より減らす」が22％だった。5月に行われた同様の調査と比較して、「前年と変わらない」という回答が減少している。
大卒新卒採用の募集職種における増減を尋ねた質問では、「前年より増やす」が17％、「前年と同じ」が42％、「前年より減らす」が31％だった。高卒の新卒採用と比較すると、「前年より減らす」が9ポイント高い。
高校訪問の実施状況については、「実施した」が62％、「実施していないし、実施予定もない」が25％、「これから実施予定」が13％だった。
高校の訪問数は、「1～9校」が39％、「10～19校」が24％、「20～49校」が16％、「50～99校」が9％、「100校以上」が11％となっている。
高校への求人票の発送を行ったかを尋ねたところ、「実施した」が68％、「実施していないし、実施予定もない」が16％、「これから実施予定」が16％だった。
高校への求人票の発送数は、「1～9校」が31％、「10～19校」が15％、「20～49校」が17％、「50～99校」が11％、「100～199校」が12％、「200～499校」が7％、「500校以上」が6％となっている。前年度の発送数との比較では、「求人票発送の量を増やした」（32％）と「変わらない」（45％）を合わせた割合が77％に達した。
県外に対する採用活動を行ったかを尋ねた質問では、「実施した」が48％、「実施していないし、実施予定もない」が39％、「これから実施予定」が13％となっている。
県外に対して行った採用活動の内容としては、「高校へ求人票発送」（75.7％）がもっとも多い。「高校訪問」（55％）、「高校へ電話」（48.6％）がそれに続いた。
オンライン職場見学の受け入れ準備を行っているかを尋ねたところ、「準備できている」が33％、「準備が必要と感じるができていない」が29％、「準備は必要と感じずしていない」が29％、「準備中」が9％となっている。
オンライン職場見学の参加者は、「4～9名」「100名以上」が18％、「20～49名」「50～99名」が15％、「10～19名」が13％だった。
オンライン面接の受け入れ準備を行っているかを尋ねた質問では、「準備できている」が41％、「準備が必要と感じるができていない」が24％、「準備は必要と感じずしていない」が25％、「準備中」が10％となっている。
21卒年度の高卒採用で不安に思っていることを尋ねたところ、「思うような採用活動ができていない」（39.2％）が最多となった。「応募が来るかどうか」（34.9％）、「高校訪問に行けていない、行動量が少ない」（34.1％）がそれに続いた。
新型コロナウイルス感染症の影響が、高卒の採用活動のどの部分に影響を及ぼしているかを尋ねた質問では、「高校訪問」（50.9％）がもっとも多かった。そして、「教員との接点」（45.7％）、「生徒との接点」（40.1％）が続いている。
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