ナガセは、6月に実施した「全国統一高校生テスト」を受験した高校生に対して実施した独自アンケートの結果から、学力ごとに「リーダーになること」「人の役に立つこと」に対する意識についての調査結果を9月22日に発表した。
同調査では、「全国統一高校生テスト」の結果を踏まえて、高校3年生なら英国地歴または英数理、2年生・1年生は英数国の3教科における合計点で5つのグループに分けて、分析を行っている。
調査対象者に、リーダーとして多くの人を動かしていきたいかを訪ねたところ、学力レベルが上がるほど「とてもそう思う」「そう思う」の比率が高くなったものの、大きな差はみられなかった。もっとも成績上位のグループでも、「とてもそう思う」と「そう思う」の合計は40.1%に留まった。
人の役に立ちたいと思っているかを尋ねた質問では、「とてもそう思う」と「そう思う」の合計はどのグループもほぼ同等だった。成績に関係なく、大多数の高校生が「人の役に立ちたい」と思っていることがわかる。
「リーダーとして多くの人を動かしていきたい」と「人の役に立ちたいと思っている」の相関関係をみると、リーダー志向が強いほど、人の役に立ちたいという思いが強いという傾向が見られる。また、リーダーになりたいとまったく思っていない層でも、58.9%の高校生が「人の役に立ちたい」と思っている。
また、人の役に立ちたいと思っているかという質問に対する、「とてもそう思う」と「そう思う」の合計がもっとも多かったのは、リーダー志向の度合いが2番目に高い「そう思う」の層(93.4%)だった。
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