九州先端科学技術研究所(ISIT)と福岡市、LINE Fukuokaは、福岡市のオープンデータを利活用した実証実験の一環として、小学校給食のアレルゲンおよび献立情報を福岡市LINE公式アカウントで受け取れる「あんしん給食管理」サービスの提供を8月20日から開始した。
本サービスは、利用者が児童の小学校名とアレルゲン、メッセージの受信時間を設定しておくだけで、給食献立に加え、アレルゲンが含まれる日はアレルゲンの情報もあわせてLINEで事前に通知を受け取ることができる。
食物アレルギーがない場合でも、小学校名と受信時間を設定すれば、給食献立情報を受け取ることができ、さらにLINE公式アカウントのトップ画面からメニューを順次選択し、日付を指定することで、その日の給食献立とアレルゲンを調べることも可能となる。
福岡市の児童の3.1%は食物アレルギーがあり、食物アレルギーのある児童の保護者は、市が毎月配布する「詳細献立表」をもとにアレルゲンのチェックを行っている。しかし、目視での確認作業は大きな負担となるだけでなく、アレルゲンのチェック漏れにより深刻な結果を招く恐れがあった。
ISITと福岡市、LINE Fukuokaは、オープンデータの利活用促進を目的に実証実験協定を締結しており、その取り組みの第1弾として、学校給食献立におけるアレルゲンチェックという社会的課題を解決するために、オープンデータを利活用した新しいサービスとして「あんしん給食管理」を開発した。
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