日本オラクルは、防衛医科大学校が医学教育部の教官・学生約1000名が安全なオンライン授業を円滑に行うための、学習教材のオンデマンド配信およびレポートの共有基盤に、「Oracle Content and Experience」を導入したことを7月29日に発表した。
防衛医科大学校医学教育部では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止対策として、4月以降多くの科目で学生を講義室に集めない形で講義を実施しており、学生は居室で資料を閲覧して自習を行い、課題を完成させて提出する方法をとっている。
これまでは、各教科の教官がそれぞれ教育方法を模索・実施していたが、統一的なオンライン授業を実施するための環境整備を決定し、その一環として「Oracle Content and Experience」を約3週間で導入し、5月末から利用を開始した。「Oracle Content and Experience」の利用によって、ファイル容量の制限緩和による動画教材などの提供や、コンピュータウイルスへの感染防止が可能になった。
防衛医科大学校では、「Oracle Content and Experience」について、以下のような点を評価している。
- 学生がファイルをダウンロードするためにアクセスする場所が統一されるため、毎回異なるサービスにアクセスしなくてよく、講義要目に沿ったフォルダにアクセスするだけで、自己学習が容易。また、各人のレポート提出も行えるためオンラインで進捗確認が可能
- クラウドの保存領域に余裕があるため、動画教材などの提供が容易。教材を一定期間、保存したままにできるため、繰り返し復習が可能
- パソコンのWebブラウザおよびモバイル端末のアプリからもアクセスが可能
- アップロードされるファイルは自動でウイルス・スキャンを実行
- オラクルが有する日本国内のデータセンターから提供される「Oracle Content and Experience」を利用
なお、防衛医科大学校医学教育部では、新型コロナウイルス感染症の終息後も授業の一形態としてオンデマンド型のオンライン授業を継続し、教材の配信、課題レポートの提出といった、教官・学生が安全・快適にコンテンツにアクセスできる基盤として、「Oracle Content and Experience」を利用していく。
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