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お菓子でプログラミング? 奄美群島の内城小学校の児童たちが挑戦

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2017/10/18 14:00

 本連載は、教育の情報化について研究している著者が、小学校や特別支援学校における「タブレット活用」を中心に、学校や地域での取り組み、課題などをご紹介していきます。第2回となる今回は、鹿児島県大島郡奄美群島、沖永良部島の内城小学校を訪れました。低・中学年学級の授業にて、お菓子で学習できる無料アプリのプログラミング教材「グリコード」を使い、筆者が先生方と一緒に実施した授業の様子をお伝えします。

まずは「コンピュータが動く仕組みを作る人(=エンジニア)」を理解する

 次期学習指導要領(小学校)では、「プログラミングを体験しながら、コンピュータに意図した処理を行わせるために必要な論理的思考力を身に付けるための学習活動」を各教科の各教科等の特質に応じて、計画的に実施することが求められています。

 今回、鹿児島県大島郡奄美群島の1つ、沖永良部島を訪れ、創立119年の歴史をもち、大島地区唯一の木造校舎の内城小学校の低学年学級(1・2年生16人)、中学年学級(3・4年生16人)において、お菓子で学習できる無料アプリのプログラミング教材「グリコ―ド」を使った授業を先生方と一緒に行いました。

 最初に、コンピュータが教室にあることをみんなで確認したあと、電子レンジ、冷蔵庫、洗濯機など身近な電化製品の内部にもコンピュータがあることに気づきました。そのうえで、中に人がいなくても、動く仕組みを作る人がいることを紹介しました。そして、実際に筆者がロボット役になり、児童に「前」「右」などの命令を出してもらい、少し離れた場所に立つ、担任の先生のところまで動かしてもらいました。

先生のところまで、児童の指示に従って進む
先生のところまで、児童の指示に従って進む

身近なお菓子で「命令」を書く

 次は、ポッキーを使った「グリコ―ド」の世界です。グループで1台のタブレットを交代で使い、みんなで考えながら進めます。また、校長先生の許可を得て、本物のポッキーを使うことができました。

 タブレットを使う際、机からの距離が必要になるので、低学年の児童たちは先生と一緒に取り組みます。また、命令となるポッキーの向きが分かりやすいように、実物投影機も使いました。

先生と一緒に取り組む児童たち(左)、実物投影機でやり方を説明(右)
先生と一緒に取り組む児童たち(左)、実物投影機でやり方を説明(右)

 9月とはいえ、沖永良部島はまだまだ30℃近い気温があり、風が通るオープンスペースのある教室の中でも、ポッキーは少しずつ緩くなってしまいました。しかし、担任の先生が急きょ保冷剤を用意してくださいました。

真剣に話し合うグループの様子
真剣に話し合うグループの様子

 「グリコ―ド」の時間が終わったら、まずは手洗いをしました。そして、グループで使ったポッキーをみんなで少しずつ分け合って食べました。


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著者プロフィール

  • 西端 律子(ニシバタ リツコ)

     大阪大学人間科学部卒業、大阪大学大学院人間科学研究科博士前期課程修了。大阪府立工業高等専門学校専任講師、大阪大学人間科学部助手を経て、畿央大学教育学部・畿央大学大学院教育学研究科教授。博士(人間科学・大阪大学)。  学部時代に「放送・視聴覚教育」に興味を持ち、その後、コンピュータなどの情報教育も...

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