セールスフォース・ドットコムは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止にともなう休校措置を受けて、放課後NPOアフタースクールに対して行っている支援の内容を、公式ブログの4月3日付の記事にて紹介している。
放課後NPOアフタースクールは、日本の放課後を安全で豊かなものにするべく、小学校施設を拠点に、放課後の時間を活用して地域社会と共に子どもを育てる「アフタースクールモデル」を日本の社会インフラにすることを目指して活動をするNPO法人。
セールスフォース・ドットコムは、1999年(平成11年)の創業以来、社員の勤務時間の1%、株式の1%、製品の1%を非営利団体に提供する社会貢献「1-1-1モデル」を行っており、放課後NPOアフタースクールとは2016年(平成28年)から子どもの見守りボランティア、STEM教育への助成、Salesforceの活用支援といった、包括的な連携を続けている。
2月27日に発表された、政府からの全国の小中高等学校、および特別支援学校への休校要請を受けて、準備に追われる放課後NPOアフタースクールの状況を目の当たりにした同社は、「1-1-1モデル」を通じた支援の強化を決定し、放課後NPOアフタースクールのスタッフが安心して働ける環境を整えるための運営資金として、500万円の緊急助成を行った。
また、セールスフォース・ドットコム社員によるオンラインでのボランティア活動として、自宅で過ごす子ども向けに提供されている「オンラインアフタースクール」上で、子どもたちの関心に合わせた遊びやおしゃべり相手になるなどの支援活動を行う。
さらに、同社が提供するSalesforceのテクノロジーを通じて、円滑なアフタースクール運営を支援する。具体的には、放課後NPOアフタースクールが導入を進めている「Salesforce Community Cloud」を活用したコミュニケーション支援ツール「放課後Plat」を利用し、アフタースクールの利用状況のリアルタイムでの確認や、子どもたちや保護者とスタッフのコミュニケーションなど、さまざまな情報の一元化を行う。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア