ワオ・コーポレーションが発刊している電子書籍シリーズ「WAO文庫」の最終巻となる、『子どものころのこと』が、8月28日にアマゾンKindleストアおよび楽天koboで発売された。税込価格は216円。
『子どものころのこと』は、自然とのふれあいや友人とのかかわりなど、幼少期の体験を描いた作品の短編集で、おもな読者対象は小学校高学年~中高生。
収録作品は以下の通り。
- 土田耕平「海坊主の話」「時男さんのこと」
- 有島武郎「溺れかけた兄妹」
- 桜間中庸「影絵師」
- 新美南吉「花をうめる」
- 島崎藤村「ふるさと」
掲載作品は、すべて現代かなづかいに改められ、小学5年生以上で学習する漢字にはすべてルビ(ふりがな)をふって読みやすくしている。また、難しい言葉や昔の制度・文化については、画面に触れるだけで意味や時代背景が表示されるようにした。
「WAO文庫」は、日本や日本の心に触れられる物語を通して、子どもたちの教養の育成を目的としている。大正時代~昭和前期の児童作品から、現代の子どもが楽しめる90編を厳選し、わかりやすく10巻に編集し直した。素材には、著作権切れ作品をネット上に集めた「青空文庫」を利用している。
【関連リンク】
・ワオ・コーポレーション
・『子どものころのこと』(アマゾンKindleストア)
・『子どものころのこと』(楽天kobo)
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