ニュータニックス・ジャパンは、沖縄大学がICTインフラ基盤をNutanix Enterprise Cloud OSに置き換えたことを、12月18日に発表した。
今回の、沖縄大学におけるNutanix Enterprise Cloud OSの採用は、ソフトウェアの安定性の高さとシンプルさを理由としたもので、教職員や学生向けのポータルをはじめとした学務システム、図書館システム、eラーニングシステム、Active DirectoryやLDAPなどの認証システム、Webサーバなど、学内の主要な仕組みはすべてNutanix上で動作している。
他の一般的なシステムなら、構築に数か月の期間が必要だが、Nutanixでは数日程度の短期間での立ち上げが可能なので、業務時間の中で簡単かつ無停止でバージョンアップが実行できるようになった。
現在は、パソコン教室の個人フォルダ領域としてNutanix Filesを活用しており、将来的には教職員向けのファイルサーバとしての活用も計画している。
さらに、アプリケーションとネットワーク自動化のためNutanix Flowの検証を始めたほか、VMWareからの移行についてはNutanix Moveを活用した移行作業が完了した。ほかにも、職員向けデスクトップ環境においてNutanix Xi Frameを適用したVDI化を検討しており、演習用に必要な環境をテンプレート化して、自動的に教員に払い出せるようNutanix Calmの検証も予定している。
現時点では、既存環境の7割程度の移行が完了し、2019年度中にすべての移行作業を完了させる。
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