未来の教育コンテンツEXPO実行委員会と日本教育基準協会は共同で、12月21日と22日の2日間にわたり、「未来の教育コンテンツEXPO2019」を村田女子高等学校(東京都文京区)にて開催する。
「未来の教育コンテンツEXPO」では、「教育コンテンツ」の今、そして未来に関するツールやプロダクトの展示が行われ、実際にそれらを体験できる場と機会が用意される。
具体的には、日本国内外で最先端の教育を行っている多様なコンテンツが紹介され、学校・企業・教育団体などの枠を超えた、教育関係者同士の相互交流の場や機会も設けられる。
また、子どもたちが21世紀を生きる資質と能力を養い高めるために、今、教育で何ができるのかについて、講演やワークショップ、授業スタイルで紹介される。
多くの教育関係者や保護者、一般の人の参加・体験を通して、未来の教育に関するさまざまな関心を高め、近未来の教育の姿を創造できる場となっている。詳しい情報は以下の通り。
基調講演 ・シンポジウムゾーン
未来の教育を牽引する研究者、実践者、イノベーターが以下の先進事例について登壇する。
12月21日
- 「AIと人間の共生とは」/三宅陽一郎氏(ゲーム開発者)
- 「これからの小学校外国語(英語)がめざすもの」/狩野晶子(上智大学短期大学部英語科准教授)
- 「AI時代の学校教育について」/赤堀侃司氏(日本教育情報化振興会(JAPET&CEC)会長・ICT CONNECT 21会長・東京工業大学名誉教授)
- 「未来型3学会合同シンポジウム『Society5.0時代の教育とは』」/日本アクティブ・ラーニング学会、日本STEM教育学会、AI時代の教育学会
12月22日
- 「演技術を通じて若者の自己哲学を確立させる~フィンランド留学と演劇教育との出会い~」/小金丸大和氏(脚本家・舞台演出家、漫画原作者、桐朋学園大学演劇科講師)
- 「コンテンツツーリズムの教育効果と教材活用のあり方~フィールドワーク教育および発信型メディアリテラシー涵養に果たす役割~」/岡本健氏(近畿大学総合社会学部准教授)
- 「アクティブラーナーを育てるICT環境どう整備し活用するのか」/田中忠司氏(日本大学中学校・高等学校教諭)
- 「ELPA教育フォーラム 外国語教育の未来を考える テストと評価」/根岸雅史氏(東京外語大学大学院教授)他
教室セミナー・展示ゾーン
国内外の先進的なコンテンツやサービス、教育ソリューションが教室にて展示される。当日は以下のコンテンツを体験することができる。
- 「Monaca Education」:スマホアプリを作りながら、HTML5やJavaScriptなどのプログラミング言語が学べる学習ツール
- 「トレパ」:英語の先生の声から生まれた、AIによって先生を支援するための英語トレーニングツール
- 「ジャパンナレッジSchool」:辞書や事典を中心に年表・地図、新書などのコンテンツをいつでも、どこでも検索、閲覧できる配信サービス。探究学習から先生の教材づくりまで各種シーンで活用できる。
研究・実践事例ゾーン
未来の教育に関する実証研究や事業開発、学校改革・カリキュラムマネジメント、EdTechやSDGs、キャリア教育などの事例が紹介され、あらゆる課題を対象に専門家とのコーディネートが設定される。
体感型ワークショップゾーン
演劇や映画、声優体験、パラスポーツ、プログラミング、STEM教材をテーマに扱ったワークショップが実施される。
情報交換 ネットワーキングゾーン
クリエイティブな発想を起こすつながりや鍵となるコミュニティへの参加が可能。情報交換やネットワーキング、ビジネスマッチングの場が提供される。
開催日は12月21日と22日の9時30分~17時30分で、会場は村田女子高等学校。入場料自体は無料で、基調講演・シンポジウムへの参加は有料となる。1日券1500円(当日券は2000円)となっており、2日券だと2500円。高校生以下は無料(学生証の提示が必要)。また、21日の16時~19時に実施される「ミラコン交流会」への参加は1000円(当日申し込みは1500円)が必要。なお、参加申し込みはPeatixより行う。
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