OKIワークウェル(以下、OWW)は、全国10校の特別支援学校と共同で、ケガや病気のため社会見学に出かけられない児童生徒約120名を対象にした、「合同遠隔社会見学」授業を10月8日に実施した。
この授業では隠岐養護学校の生徒たちが講師となり、OWWの「遠隔授業ソリューション」によって、全国9校の特別支援学校へ隠岐の魅力を配信した。「遠隔授業ソリューション」は音声と映像の配信に加え、ホワイトボード機能も備えたシステムで、離れた場所でも臨場感のある授業が可能。
当日は、隠岐養護学校の生徒たちによる「隠岐自慢をしよう」と題した授業や、隠岐ユネスコ世界ジオパーク推進協議会の野辺一寛事務局長による授業「さあ、大地の謎を探る島旅へ」が、全国の特別支援学校に同時配信された。参加した各校の児童生徒は、隠岐の島全土に広がる絶景や不思議な生態系、地元独特の文化、さらには大地がどうやって生まれたか、人と自然はどうつながっているかを学んだ。
授業を終えた子どもたちからは「隠岐の島のことがよく分かって良かった。全国の学校の人たちと気軽に、また簡単につながって話ができるので、すごいと思った」という声が聞かれた。加えて学校関係者からも「ほかの地域のことに興味を持ってもらうことで、今後の進路や将来について考えるきっかけになってほしい。来年は、自分たちの学校から授業を発信してみたい」という感想が寄せられた。
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