学習管理SNS「Studyplus」を運営するスタディプラスは、難関資格を学習中の社会人ユーザー向けに初の交流会を実施した。
今回の交流会では、社員による社会人ならではの資格取得についての講演や、Studyplusユーザーによる学習ノウハウ・モチベーション向上方法についての発表が行われ、「時間が無い」「モチベーションの維持が難しい」といった学習に関する社会人特有の悩み解消にアプローチした。
社会人の難関資格取得メソッドの紹介
社会人で難関資格取得経験のある、Studyplusの藤本氏は、1年間で2000時間を資格取得に充てた経験から、モチベーション継続のための心構えや時間の捻出方法の解説を行った。
仕事や家事、プライベートなどで学習時間の確保が難しい社会人は、難関資格取得のモチベーション維持が重要となっている。そのためには、資格を取得したあとの自分がどう変わっているか・活躍するかを目標とし、自分が目指す方向で活躍する資格取得者と交流するなどイメージを具体化することが有効だと伝えた。
また、始業前までの時間を活用する「朝活」、昼休みの学習時間への充当、夜に学習できるように飲み会ではアルコールを避けるといった、時間確保のポイントも紹介された。
Studyplusユーザーによるノウハウ共有
公認会計士資格取得に取り組んでいるStudyplusユーザーは、iPadなどのデバイスを活用した学習方法を説明した。公認会計士のテキストの総重量は60kgほどで、持ち歩きに適していないため、電子書籍・PDFの利用やブックマーク機能、Apple Pencilの活用など場所を選ばない効率的な学習方法が紹介された。
また仕事のある平日は、過去に解いた問題の復習など負担の軽い学習内容にし、休日は論述問題など頭と時間を使った学習をするという時間の使い方についても説明。資格取得後に目指す職種と関わりのある業種・職種で働くことによってモチベーションを維持・向上するキャリア選択についても言及された。
続いて、英語学習に取り組むStudyplusユーザーは、社会人の大きな学習課題である「時間不足」の解消方法を共有した。時間不足の解消には、学習の生産性向上と学習時間の捻出が重要で、前者については自分にとって定着しやすい情報のインプット方法を見つけて実践することが大事だと伝えた。
例として、映像配信サービス「Netflix」で英語音声・英語、日本語字幕を同時表示で視聴し、英単語カーソルを合わせると日本語の意味が表示されるGoogle Chrome拡張機能を使用していることがあげられた。
学習時間の捻出のために、「Studyplus」だけでなく、時間管理アプリ「Be Focused」や作業時間をカレンダーに記録する「Timesheet」を活用し、学習時間の可視化と管理の効率化を行っていることも紹介された。
なお、発表後の懇親会では、同じ資格を目指すユーザー同士での勉強の悩みや勉強方法などの情報交換が行われ、親睦を深める時間が設けられた。
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