日本ディープラーニング協会(以下、JDLA)は、高専生を対象とした「第一回全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト2020(以下、DCON2020)」の一次審査を10月15日に終了し、二次審査に26チームの進出が決定したことを発表した。
「DCON2020」は、高専生が日頃学校で培った「ものづくりの技術」と「ディープラーニング」を活用して制作した作品の事業価値を競うコンテスト。ディープラーニングの産業活用の促進に寄与すべく、ディープラーニングの活用が最適解であるか、また事業性やハードウェアの観点などから厳正な審査が行われる。今回、昨年を上回る応募の中から、以下26チームが二次審査に進む。
二次審査では、各チームの計画にもとづいて制作されたプロトタイプの説明資料と、デモ動画をもとに審査が行われる。プロトタイプを制作する上で必要となる開発資源について矢崎総業からは情報収集のための交通費として2万円の支給、産業技術総合研究所からはAI橋渡しクラウドの提供、ABEJAからはAI・機械学習の実装・運用プロセスを効率化するプラットフォーム「ABEJA Platform」の提供、エヌビディアからはJetson Nano開発者キットが各チームに1つ配布され、JDLAからはプロトタイプ制作費用として3万円が支給される。
プロトタイプの提出期限は、2020年1月6日となっており、2020年1月23日には二次審査の結果発表と最終審査(2020年4月開催予定)に残る10チームが選出される予定。
なお、二次審査に進むチームを対象に、幕張メッセにて開催されている「CEATEC2019」内で10月15日、開発資源の活用方法やプロトタイプの制作説明会が実施された。説明会の模様は、後日YouTubeにて公開される動画から確認できる。
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