桐蔭学園トランジションセンターは、8月4日に第1回『学校と仕事・社会をつなぐ「トランジション」の学びフォーラム』を開催した。アクティブラーニング・探究・キャリアのワークショップ型研修で、全国から200名弱の参加者が集まった。
桐蔭学園では、幼稚園から大学まで全学校種において「アクティブラーニング(AL)型授業・探究・キャリア教育」を推進している。同学園では2015年から毎年、ALの取り組みを全国の教育機関と共有することを目的として、「アクティブラーニング公開研究会」を開催してきた。今回のフォーラムはその発展型。
このフォーラムは、桐蔭学園における授業実践のノウハウ発信だけでなく、全国から現役の教員を講師に招いて、参加者全員が学び合うワークショップ型研修となっている。全国から中学・高校・大学の教職員や企業関係者200名弱が参加した。
ファシリテーターは全員現役の教員で、教育の現状に合わせた教育プログラムが受講できる。また、講演を聴くだけでなく、教育の現状や相互の学び合いを引き出す実践型のプログラムとなっている。さらに、参加者同士の発言や相互の教育情報の共有などができる、教員同士の交流場を提供することで、孤立しない教員ネットワークの形成を図っている。
参加した教員からは「講座では、他校の先生や他業界の人など、通常では接点のない人と意見交換や情報交換ができて有意義だった」「これまでの活動と今回受講したワークショップがリンクし、理解が深まった」といった感想があがった。
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