日本アイ・ビー・エム(日本IBM)は、乃村工藝社の委託によって、7月6日の浜松科学館(静岡県浜松市)リニューアルオープンにあわせて、AIを活用した来館者向けの科学学習情報システム「コンパス」を構築した。
「コンパス」は、科学に関する原理解説やサイエンス・コミュニケーターがデザインした会話などを、「IBM Watson」を活用して学習し、質問者の興味を引き出すように働きかける。来館者は、展示ブースでスマートフォンに話しかけ、「コンパス」との質問や回答を重ねていく中で、科学の原理や仕組みをより深く学べる。
浜松科学館は、今回のリニューアルによって大幅な展示更新と施設改修を行い、子どもと大人がともに科学を楽しめる体験型ミュージアムへと生まれ変わった。「コンパス」を展示アイテムと連動させ、来館者から次々と興味を引き出すような能動的かつ双方向な学びを実現し、アクティブラーニング型の展示体験を提供していく。
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