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ウェルクス、保育園のICT化に関する調査結果を発表

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2017/07/12 17:25

 保育士や幼稚園教諭の人材紹介サービス「保育のお仕事」、保育園向け業務支援サービス比較サービス「保育園支援ナビ」を運営するウェルクスは、現場で働く保育士を対象に、ICT導入の現状や今後の課題について質問したアンケートの結果を、7月11日に公開した。

 同調査は、6月9日~6月20日の期間に、保育士(正規職員、パート・アルバイト)、保育園経営者・園長、元保育士を対象に実施しており、有効回答数は104名。男女の割合は女性が93%、男性が7%で、平均年齢は34歳。

 ICTシステムを導入していない保育園に勤めている人(44名)を対象に、ICTシステムの導入が業務簡略化、負担軽減に役立つかを尋ねた質問では、70%が「はい(役立つと思う)」と答えており、ICT化への期待が大きいことがわかる。

 「ICTシステムの導入が業務簡略化、負担軽減に役立つか」の質問に「はい(役立つと思う)」と答えた人に、ICTがどのような部分で役立つかを尋ねると(複数回答可)、「手書きでの書類作成が減ること」(87%)、「紙媒体の管理が少なくなること」(77%)、「保育士同士の情報共有が簡単にできること」(77%)の順となった。

 すでにICTシステムを導入している保育園に勤めている人(60名)を対象に、ICTシステムの導入が業務簡略化や負担軽減に役立っているかを尋ねた質問では、「はい(役立っていると思う)」という回答はわずか22%で、「いいえ(役立っていると思わない)」(30%)や「どちらとも言えない」(48%)を大きく下回っている。

 さらに、ICTシステム導入で、業務にかかる時間は、1日あたりどれくらい短縮されたかを尋ねたところ、「短縮されたとは思わない」(75%)がもっとも多く、1時間30分以上短縮されたという回答は4%であった。

 ICTシステムの導入が業務改善に役立っていないと感じている人に対して、どのような部分が役に立たないと感じているかを尋ねた質問では(複数回答可)、「気づいたときや手が空いた時間に作業がしにくい」(78%)、「PCやタブレットでの入力に慣れないため時間がかかる」(72%)、「閲覧・入力可能なPCなどの端末が少ない」(67%)、「一部手書きの業務があるなど一元管理できていない」(56%)、「ICTシステム導入に際して十分な研修やレクチャーがない」(56%)、「ネットワーク環境が悪く業務に時間がかかる」(56%)といった不満が目立つ。

 ICTシステム導入が、業務簡略化や負担軽減に「役立っている」と回答した人に、どのような部分が役立っているかを尋ねると(複数回答可)、「手書きでの書類作成が減ること」(92%)、「保育士同士の情報共有が簡単にできること」(62%)、「情報管理のフォーマットが一律になり見やすいこと」(54%)といった回答が上位となっている。

 もっとも役に立っている業務支援機能を尋ねた質問では、「保育日誌・指導計画の管理」(31%)がトップとなった。

 ICTシステムを導入しているにも関わらず、それが業務簡略化や負担軽減につながっていない理由を尋ねたところ、パソコン、タブレット端末などの不足がもっとも多く寄せられている。また、操作方法のレクチャー不足や、環境整備に十分な補助金が出ていないといった声も多く聞かれた。


【関連リンク】
ウェルクス
「保育のお仕事」
「保育園支援ナビ」
「70%が期待!保育園のICT化は保育士さんの役に立つのか」(保育のお仕事レポート)
「保育園ICT化 期待度は高いが課題も多く…現場の本音とは?」(保育園支援ナビ)

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