NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューションと、日本オープンオンライン教育推進協議会(JMOOC)は、NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューションが運営するインターネットアンケートサービス「NTTコム リサーチ」会員モニターを対象に実施した「大学のオープン化に関する調査」の結果を、11月27日に発表した。
「大学のオープン化に関する調査」は、8月22日~9月25日の期間に実施され、1180名から有効回答を得ている。
調査によれば、MOOC(大規模公開オンライン講義:Massive Open Online Courses)の学習者は、移動中などはスマートフォンやタブレット端末などを使用してモバイル学習を、自宅ではパソコンを主軸においた学習スタイルが確立されていることがわかる。学習場所は職場や学校が、学習時間は通勤・通学時間が多い。
学習したい分野を尋ねたところ、「心理学」「歴史」「経済学&金融」が上位となっており、男性では「コンピュータサイエンス」が2位、「情報、テクノロジー&デザイン」が3位に、「統計学&データ分析」が6位にランクインしている。
学生時代に専攻した科目の「学び直し」経験者は40.5%だが、平成29年調査と比較すると18.2ポイント増えており、大幅なニーズ上昇がうかがえる。
「学び直し」経験者にその理由を尋ねたところ、「仕事では必要なかったが自己研鑽のため」「将来のキャリアアップのためには必要だと感じたから」など、自己研鑽型の回答が前年よりポイントを伸ばしている。また、「学び直し」経験者のうち、理工系出身者にその学習分野を尋ねた質問では、プログラミングや統計学を含む情報分野が22.9%と圧倒的に多かった。
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