旺文社は、国内出版業界初のCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)である旺文社ベンチャーズが運営するファンドを通じた第1号案件として、子ども向け英会話スクールを展開するハグカムへ、10月31日に出資・業務提携する。
ハグカムは、3~12歳を対象としたオンライン英会話スクール「GLOBAL CROWN(グローバルクラウン)」を展開しており、同社が開発したレッスン専用アプリを使用した、日英対応可能なバイリンガル講師との自宅でのマンツーマンレッスンを行うことにより、英会話を楽しく学び、習得することを実現している。
現在は、スピーキングに特化したレッスンを提供しているが、12月にはライティングを含む4技能すべてに対応したレッスンのサービス開始を予定する。また、同社のビジョンである“子どもの「できた!」を育む。”の実現に向けて、英会話以外のジャンルのレッスンも提供しており、子ども向けのライブ学習プラットフォームを目指している。
今回の旺文社とハグカムの提携によって、旺文社の英語の学習コンテンツ、学習プラットフォームを活用した、両社の事業強化につなげていく。
今後は、旺文社の英語学習に関する豊富なノウハウやコンテンツを活用し、ハグカムのサービスを拡充するとともに、他の教科や英検といった資格試験対策など、対象領域の拡大を検討する。
さらに、出版流通チャネルを利用した「書籍+GLOBAL CROWN」企画や、旺文社の提携・関連企業の英語学習サービスとの連携も検討しており、ともに成長していく環境を整える。
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