アクトインディが企画運営する子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」は、12歳以下の子どもを持つ保護者247名を対象に実施した、「興味のある科学の分野に関するアンケート」の結果を9月25日に発表した。
「興味のある科学の分野に関するアンケート」は、全国の12歳以下の子どもを持つ保護者を対象に9月3日~18日の期間に実施され、247名から有効回答を得ている。
子どもの科学に対する関心分野を尋ねたところ、上位5位までが生き物に関する分野となった。一方で、「プログラミング」や「AIなどのデータサイエンス」といった新しい分野は、調査対象が12歳以下だったこともあり、それほど関心は高くない。
男女別では、「鳥」や「動物」では差がほぼないものの、「花や植物」は女の子、「虫、昆虫」「魚や海の生き物」は男の子の関心が高い。また、「恐竜など古代の生き物」「自動車や電車など乗り物」「ロボットや工作」「ラジコンカー、ドローンなどのリモコンカーや無人航空機」の分野は女の子はそれほどでもないが、男の子の関心は際立って高かった。
現在関心のある科学分野に興味をもったきっかけを尋ねた質問では、「動物園や水族館、博物館などで実物を見て」「公園、海、山などの外遊びを通して」などが上位となっており、自然体験や実物を見られる施設での体験を通して、多くの実物に触れさせることが、科学への関心を深める最初の一歩となっていることがわかる。また、「テレビ番組を見て」も上位になっており、画像や動画が豊富に使われ、親しみやすく解説されたテレビ番組が、科学への関心を高めることに一役買っているといえる。
科学に触れるイベントや施設へ行ったことがあるかを尋ねたところ、行ったことがある子どもの方が行かない子どもよりも科学分野に関する関心が高く、「行かない」子どもの18%は「科学に関することに興味はない」と答えている。
保護者に対して関心のある科学分野を尋ねた質問では、子どもの関心が生き物分野に寄っているのに対して、「天体」「天気や気象」「人体」「環境問題、エコ」など多岐にわたる。
保護者が子どもに関心を持ってもらいたいと思っている科学分野としては、「環境問題、エコ」(3位)、「プログラミング」(4位)が上位になったほか、AIなどデータサイエンスも非常に多かった。一方で、ドローンなどは世間で話題になっているにも関わらず、低い結果となっている。
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