Hanjiは、同社の運営する「Knock 教育AIラボ」が、2025年入学の大学1年生を対象に実施した、受験での生成AIの活用に関するアンケート調査の結果を11月28日に発表した。同調査は、10月26日〜31日の期間に行われ、205名から有効回答を得ている。

調査対象者に、本格的に受験勉強や受験の準備を始めてから、学習や連絡相談、その他受験に関わるもののために生成AIツールを使用したかを尋ねたところ、「頻繁に使用した」と「時々使用した」を合わせた割合が約37%となっている。
今自身が高校生や受験生だったら、生成AIツールを受験のために使うかという質問では、「頻繁に使用すると思う」と「時々使用すると思う」を合わせた割合が62%に達している。

大学受験で生成AIを「頻繁に使用した」または「時々使用した」と答えた人に、大学受験でおすすめのAI活用法を尋ねたところ(複数回答)、「自分の書いた解答の添削」(67%)、「問題の解答解説やヒントの提示」(63%)、「教科書などの内容についての解説の提示」(37%)が上位となっている。

同じく、大学受験で生成AIを頻繁に使用した、または時々使用したという人に、大学受験における生成AI活用をおすすめする科目を尋ねたところ(複数回答)、「英語」(61%)、「数学」(54%)、「小論文」(40%)が上位となっている。
文系では「英語」(61%)がもっとも多く、「数学」(44%)、「小論文」(41%)の順になっている。理系では「数学」(67%)がもっとも多く、「英語」(44%)、「理科」(41%)がそれに続いている。

受験において、人の方が頼りになる点を尋ねたところ(複数回答)、「やる気を出させること、モチベーションを上げること」(48%)が最多となっている。以下、「自分の性格や強みを見たうえでのアドバイスをくれること」(45%)、「自分では思いつかない進路を提案してくれること」(34%)が続いている。

生成AIツールを受験に活用する上で、特によいと思う点としては(複数回答)、「すぐ答えが返ってくる」(66%)がもっとも多い。「24時間いつでも使える」(59%)、「間違えても恥ずかしくない」(44%)がそれに続いている。

受験における生成AIツール活用時の注意点としては(複数回答)、「生成AIの回答は間違っている場合があると意識すること」と「依存しすぎないようにすること」がどちらも61%で最多となっている。「カンニングや不正にならないように使うこと」(39%)がそれに続いている。

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