【松山東雲女子大学】地方・文系の女子大学でデジタル教育の奮闘──情報系教員を確保する「秘策」も
好事例から解き明かす、大学経営とデジタル人材育成 第4回

大学デジタル教育の事例紹介の3校目として、松山東雲女子大学を取り上げる。同大学では2024年に「地域イノベーション専攻」を新設して情報系の教育に取り組んでいる。しかし、「地方・文系の女子大学」での情報系新設は容易ではなく、「専任教員が確保できない」といった課題をはじめ多くの障壁が立ちはだかる。その辺りの課題や対応策について同大学の地域イノベーション専攻を設立準備の段階から中心的に主導してきた中川祐治特任教授(以下、中川氏)に話を伺った。中川氏は「情報系の教員を経済学の教員として採用する」といったユニークな取り組みをされており、そうした工夫についても紹介する。
この記事は参考になりましたか?
- 好事例から解き明かす、大学経営とデジタル人材育成連載記事一覧
-
- 【松山東雲女子大学】地方・文系の女子大学でデジタル教育の奮闘──情報系教員を確保する「秘策...
- 【宮崎大学】地元企業との強力タッグによる地域コンソーシアムの成功事例
- 【高知工科大学】学群の新設と企業との共同プロジェクトによる独自PBLの実践
- この記事の著者
-
角田 仁(ツノダ ヒトシ)
1989年に東京海上火災保険に入社。主にIT部門においてIT戦略の企画業務を担当する。2015年からは東京海上のIT企画部参与(部長)および東京海上日動システムズ執行役員。2019年、博士号取得を機に30年間務めた東京海上を退職して大学教員へ転じ、名古屋経済大学教授や千葉工業大学教授を歴任した。現...
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事をシェア
