千葉商科大学は、物価高騰の影響を受ける学生の生活支援と健康的な生活習慣の促進を目的として、学生を対象とした朝食の無償提供を平日限定で実施することを、11月10日に発表した。

同学は、食料品や生活必需品の価格上昇が続く中、過去の学内調査で約3割の学生が朝食をとっていないという結果を受け、学生支援施策のひとつとして「0円朝食」の提供を決定した。朝食は各日300名分が用意され、提供期間は11月10日から11月21日までの平日となっている。
学生から寄せられた「学食の混雑」や「食の選択肢の少なさ」といった声に対応するため、昼食時に実施していたキャンパス内へのキッチンカー誘致を朝食時にも行うこととした。提供時間帯は8時~11時で、提供内容はおにぎり豚汁セット、ホットドッグ、お粥、うどんなど、日替わりで数種類が予定されている。
対象者は同学の学部生および大学院生で、高等教育修学支援新制度利用者も含まれる。原資には、日本学生支援機構による「物価高に対する食の支援事業に係る助成金」と同学同窓会の「学生援助金」が活用されている。
同学は、この支援策以外にも、2017年度から生協や学内ダイニングでの商品の購入補助サービス、2022年度からは学生ベンチャー食堂が販売する弁当の購入補助サービスなどを実施している。
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