内田洋行は、東北大学が推進する「全学DX戦略」を支援し、大学公式スマホアプリ「東北大アプリ」の開発・導入を実現したことを、10月1日に発表した。同アプリは、東北大学において4月より運用を開始している。
東北大アプリは、東北大学の学生約1万7800人、教職員約6600人、合わせて約2万4400人が利用可能なスマホ学生証・職員証機能を中核としたデジタル基盤である。学内システムへのアクセス、休講・教室変更などの授業情報、キャンパスマップ、緊急通知・防災情報など、大学生活に必要な情報をリアルタイムに配信し、スマートフォンで一元的に操作・管理できる仕組みとなっている。
必要な情報をアプリ上で一元管理することで学生に快適なキャンパスライフを提供し、教職員は情報発信の効率が高まり、日常業務の負担が軽減される。さらに、大学内の組織の枠を超えた利便性の高いコミュニケーションツールとして活用されることが期待されており、今後の運用改善についても東北大学が主体となって取り組んでいる。

同アプリは、2022年末に東北大学のDX推進プロジェクト・チームを中心に開発検討が始まり、内田洋行がシステム構築や運用支援のプロジェクトマネジメントの全体を担って進められてきた。学生や教職員だけでなく、高校生や卒業生など幅広い人々にサービスを届け、利用データを教育・研究・社会連携・大学経営に活かすことを目指す「全学DX戦略」の具体的な取り組みのひとつである。同学は、この戦略を通じて大学の日常的な教育・研究活動を支える新しい基盤づくりを進めている。
今回、東北大アプリは、東北大学附属図書館の入退ゲートや図書貸出システムにも新たに対応し、10月1日から図書館でのサービス利用を開始した。スマホ学生証・職員証のQRコードをかざすことで、図書館での入退ゲートや図書貸出システムでの利用が可能。貸出用のカードを持ち歩く必要がなく、スクリーンショット防止や定期更新により不正利用も防ぐ。
なお同学では4月から、スマホ学生証を公的機関で見せることで、仙台市交通局の「学都仙台市バス・地下鉄フリーパス」など、購入時の本人確認、宮城県美術館や仙台市博物館での観覧料割引など、地域との接点を強化する取り組みも実現している。
また、留学生や外国人教員にも対応できる多言語機能として、OSの設定に応じた自動切り替えに加え、大学公式キャラクター「ハギボー」と連携したAIチャットボットが24時間質問に対応する。さらに、スケジュール管理機能では、学年歴を配信し、学生個人の予定と同期できるため、授業・試験・イベントを一体的に管理できる。

使用環境については次のとおり。
- 利用環境:iOS/Android両OSに対応しアプリストアから最新版を入手可能
- 認証:学内認証基盤と連携によるスマホ学生証(QRコード)(顔写真、所属情報など連携)
- インフラ基盤:AWSクラウド上に構築
- 多言語対応:OS設定に応じた切り替え
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