ブランドコンセプトは、学術研究・学会運営・大学事務局業務を支援する次世代型AIサービス「AWARD AIバディ」をリリースしたことを、9月25日に発表した。

研究者や大学事務局、学会スタッフは、膨大な事務作業やルーティンワークに追われ、本来の研究や戦略的業務に十分な時間を割けない現状がある。また、少子化や人員不足といった社会課題も重なり、効率化と高度化の両立が喫緊の課題となっている。こうした状況を踏まえ、AWARD AIバディはAIエージェントを活用し、各組織が自らAIを運用できる力を養うことで、持続的な研究環境の発展を目指す。
同サービスは、研究室で学生に依頼していた資料整理やスケジュール調整、備品発注などの業務、また秘書が担ってきた日常的な事務作業をAIエージェントが自動化する。これにより学生は本来の学習や研究活動に専念でき、教員も秘書的業務から解放されて研究や指導に集中可能になり、研究室全体の効率と成果向上を実現する。

また、AIエージェントは学術学会における会員管理や委員会招致といった事務作業を効率化する。入退会処理や会費請求、委員候補者の管理・案内などを自動化することで、事務局スタッフの負担を軽減する。これにより人手不足の解消とともに、研究者や会員との連携強化、学会の発展に向けた戦略的業務に集中できる環境を実現する。

AIエージェントは、大学事務局に寄せられる学生からの問い合わせ対応や各種申請手続き、稟議業務を自動化・効率化する。24時間対応により迅速なサービスを実現し、事務局スタッフは専門性を活かした業務に集中可能になる。属人化を防ぎ、正確性とスピードを両立することで、学生満足度と大学運営の質を向上させる。

さらに、現場スタッフとAIの橋渡しを担う専門人材を派遣する。現場で培った経験を活かし、ともに最適なAIエージェントを構築していく。

また、学術学会支援システム「AWARD」で培った学術ネットワークを活用し、大学教授・研究員と企業をマッチングする。実証データに基づいたアドバイスを提供し、精度の高いAI導入と新規ビジネス創出を支援する。


同サービスは、国産AIモデルと、国内サーバーで稼働し、個人情報や研究データを国外に出さずに利用可能できる。

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