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EdTechZineオンラインセミナーは、ICTで変わりつつある教育のさまざまな課題や動向にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「EdTechZine(エドテックジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々の教育実践のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

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子どもも教師もワクワク! デジタルツールで生まれる令和の学び

特別な環境は不要! 学校の「話し合い活動」をGoogleのAI「NotebookLM」で分析する

子どもも教師もワクワク! デジタルツールで生まれる令和の学び 第18回

Webアプリで時間無制限の録音を実現する

 Padletを使った方法は手軽ですが、無料アカウントでは録音が5分間に制限されるため、長めの話し合いには向きません。かといって、子どもたちに録音アプリをインストールさせたり、カメラアプリで撮影した動画を音声に変換させたりするのは、手間がかかり提出ミスも増えがちです。そこで私は、時間制限なく簡単に録音でき、データが教師のGoogleドライブに集まるWebアプリを生成AIで作成しました。

教師の準備(録音アプリの導入)

 まず、共有されたGoogleスプレッドシートのテンプレート用リンクを開き、右上の「テンプレートを使用」をクリックします。

 Googleドライブにファイルがコピーされるので、必要に応じてファイル名を変更します。上メニューバーの「拡張機能」→「Apps Script」をクリックするとプログラムの画面が開きますが、編集は不要です。

 右上の「デプロイ」→「新しいデプロイ」をクリックします。必要に応じて実行ユーザーやアクセスできるユーザーを変更(通常は変更不要)し、「デプロイ」をクリックします。

Googleスプレッドシードのテンプレートをコピー
Googleスプレッドシードのテンプレートをコピー

 「アクセスを承認」をクリックし、ご自身のアカウントを選択します。警告画面が表示されたら、「Advanced(詳細)」→「(Go to 録音くん (unsafe)」の順にクリックします。次の画面で「Allow(許可)」をクリックすると、デプロイが完了し、WebアプリのURLが表示されます。このURLをコピーして、子どもたちに共有しましょう。

URL共有までの手順
URL共有までの手順

子どもたちの利用(録音と保存)

 子どもたちは共有されたURLを開き、グループ名やペア名を入力します。そして「録音開始」をクリックして話し合いを始めます(初回のみマイクへのアクセス許可が必要です)。

 話し合いが終わったら「停止」をクリックし、「MP3でドライブに保存」をクリックします。たった3クリック(初回だけ4クリック)で話し合いの音声データが保存できます。

録音の手順
録音の手順

録音データの確認と管理

 子どもたちが保存した音声ファイルは、教師のGoogleドライブに自動で作成される「録音くん保存フォルダ」の中に集約されます。フォルダの中には、初期設定では「テスト」という名前のサブフォルダが作成され、そこに音声ファイルが保存されます。

 元のスプレッドシートの「シート1」タブにあるB1セルの内容を書き換えると、それが新しいサブフォルダ名になります。「8月25日1時間目」「学級会の話し合い」のように、授業ごとにフォルダを分けることができます。

 スプレッドシートの「履歴」タブには、録音されたファイルへのリンクが記録され、ここから直接ファイルにアクセスすることも可能です。

音声ファイルの保存先
音声ファイルの保存先

次のページ
NotebookLMで話し合いを分析する

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この記事の著者

前多 昌顕(マエタ マサアキ)

 五所川原市立五所川原小学校教諭、青森県プログラミング教育研究会発起人で事務局長。初任の頃よりICTの教育活用に興味を持ち研究を進める。いったんICT教育と距離を取り、研究対象を思考ツールにしたが、プログラミング教育必修化をきっかけに再開する。マイクロソフト認定教育イノベーターエキスパート2018-...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です


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