山田進太郎D&I財団は、中高生女子を対象としたSTEM(理系)体験プログラム「Girls Meet STEM」において、学校単位で参加できる「Girls Meet STEM for School」を始動。このたび、全国の中学校・高等学校からの参加申し込みの受け付けを開始したことを、5月16日に発表した。

「Girls Meet STEM」は、企業や大学と連携して、中高生女子のSTEM領域でのオフィスツアーやキャンパスツアーへの参加を可能にするプログラム。現場で活躍する女性たちとの交流などを通じて、進路やキャリア選択の幅を広げることを目的としている。
近年、理系教育や探究学習に力を入れる学校が増えていることから、今回の「Girls Meet STEM for School」が始動した。山田進太郎D&I財団が、学校の希望に応じて参画企業や大学などと調整し、STEM体験やSTEM領域の現場で活躍する女性との交流の機会を提供する。
実施内容は、学校および学年単位でのオフィスツアーやキャンパスツアーといったSTEM体験プログラム、STEM領域で活躍する女性との交流の場や学校での講演およびワークショップがあり、対面またはオンライン形式で各校の希望に応じて実施する。対象は全国の中学校・高等学校で、学校教員または担当者が専用フォームから申し込む流れとなっている。
なお5月15日には、東洋英和女学院中学部の3年生全員(202名)を対象に、同プログラムの第1弾が行われた。当日は、生徒たちがアサヒグループホールディングス、STORES、日本アイ・ビー・エム、日本電気(NEC)、MIXIのオフィスや研究所などを訪問。職場環境や実際の業務を知ったほか、STEM領域で働く女性社員が自身の進路選択やキャリアの体験を語り、生徒との対話を通じて職業イメージを深めた。




参加した生徒からは、「私はもともと理系に進もうか迷っていたのですが、女性もこうやって活躍している人がたくさんいるって知って、すごく勇気をもらいました」「理系の分野って難しそうだなって思ってたけど、話を聞いて『楽しそう』とか『かっこいい』と思えるところがあって、考えが変わりました」「実際に働いてる方の話がすごくリアルで、こんなふうに自分も働けたらいいなって思いました」といったコメントが寄せられた。
そのほか2025年度の実施予定校としては、京都光華中学校・高等学校、共立女子中学高等学校、十文字中学・高等学校、湘南白百合学園中学・高等学校、富士見丘中学高等学校、星野学園中学校、星野高等学校がある。
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