新興出版社啓林館は、小学生の子どもを持つ保護者を対象に実施した、「小学生の家庭学習におけるデジタル教材の活用に関する調査」の結果を5月8日に発表した。同調査は、3月18日〜21日の期間に行われ、327名から回答を得ている。
調査対象者に、自身の子どもが家庭学習でデジタル教材を使用しているかを尋ねたところ、「使用していない」(44.3%)がもっとも多く、「毎回使用している」(21.1%)、「たまに使用している」(18.7%)、「週に数回使用している」(15.9%)がそれに続いた。

自身の子どもが家庭学習でデジタル教材を「使用している」と答えた人に、自身の子どもは家庭学習でどのようなデジタル教材を使用しているかを尋ねた質問(複数回答)では、「タブレット学習アプリ」(68.1%)が最多となり、以下「教育用ゲームアプリ」(30.8%)、「電子書籍・ドリル」(27.5%)が続いている。

同じく、自身の子どもが家庭学習でデジタル教材を「使用している」と答えた人に、自身の子どもが家庭学習でデジタル教材を使用している理由を尋ねたところ(複数回答)、「楽しく学べるから」(37.9%)、「どこでも学習できるから」(34.1%)、「紙の教材よりわかりやすいから」(25.3%)が上位を占めた。

自身の子どもが家庭学習でデジタル教材を「使用していない」と答えた人に、自身の子どもが家庭学習でデジタル教材を使用していない理由を尋ねた質問(複数回答)では、「特にない」(43.5%)、「高いから」(27.6%)、「目に悪そうだから」(17.2%)が上位となっている。

自身の子どもが家庭学習でデジタル教材を「使用している」と答えた人に、自身の子どもが家庭学習でデジタル教材を使用する際に、課題に感じていることを尋ねたところ(複数回答)、「画面を見る時間が長くなる」(42.3%)がもっとも多く、「書く力が身につかない」(35.2%)、「学習内容が記憶に残りづらい」(22.0%)がそれに続いた。

同じく、自身の子どもが家庭学習でデジタル教材を「使用している」と答えた人に、自身の子どもは家庭学習で紙の教材とデジタル教材をどのように使い分けているかを尋ねた質問では、「紙の教材がメインで、デジタル教材は補助的に使用」(41.2%)が最多となり、「デジタル教材がメインで、紙の教材は補助的に使用」(19.2%)がそれに続いている。

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