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EdTechZineオンラインセミナーは、ICTで変わりつつある教育のさまざまな課題や動向にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「EdTechZine(エドテックジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々の教育実践のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

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子どもも先生も使える!「Canva」でいろいろなデザインを簡単制作

おしゃれなだけじゃない! ふりがな機能やクイズ・投票機能もある「Canva」を教育現場で使いこなそう

子どもも先生も使える!「Canva」でいろいろなデザインを簡単制作 第10回

クイズと投票

 新しく追加されたクイズ・投票の機能を使うと、子どもたちの理解度や意見を手軽に調査できます。結果はすぐに表示されるうえ、結果をCSV形式でダウンロードすることも可能です。テキストからのクイズ自動生成機能もあわせて使えば、さらにスピーディーに授業を進められます。

クイズを作成する

 左サイドバーで「素材」をクリックして、「投票とクイズ」の「すべて表示」をクリックします。さらに「クイズのすべて表示」をクリックすると、クイズ用のテンプレートが一覧で出てきます。気に入ったテンプレートを見つけたらクリックしましょう。

クイズ用テンプレートの一覧から選択
クイズ用テンプレートの一覧から選択

 上のメニューバーの「編集」をクリックして、ヘッダーや問題文を書き換えます。クイズの選択肢を編集し、正解にしたい選択肢の三点リーダー(…)をクリック、「正解として選択」をクリックします。必要であれば選択肢を「下に移動」「上に移動」で並び替えることもできます。

クイズの問題や選択肢などを編集
クイズの問題や選択肢などを編集

 クイズを作り終えたら、右上の「共有」をクリックしてコラボレーションリンクを発行し、子どもたちに伝えて開かせます。子どもたちは提示されたクイズに回答できます。学習内容から子どもたちにクイズを作成させるのも盛り上がります。

子どもたちにクイズを共有
子どもたちにクイズを共有

クイズの回答を確認する

※Canvaのアプリ内では「解答」ではなく「回答」と表記されているため、本記事の表記も「回答」で統一します。

 教師は、クイズ自体をクリックし「回答を表示」することで、それぞれの選択肢を選んだ割合や、誰がどのように答えたかといった回答状況をリアルタイムで確認できます。さらに結果をCSVファイルとしてダウンロードできるので、授業が終わってからじっくり確認したいときにも便利です。

回答状況を確認できる
回答状況を確認できる

投票を作成する

 基本的にはクイズの作成と同じ手順で投票を作成できます。左サイドバーで「素材」をクリックし、「投票とクイズ」の「すべて表示」を選択して、投票の「すべて表示」をクリックします。表示された投票テンプレートの中から気に入ったものをクリックし、クイズと同じように上のメニューバーの「編集」をクリックしてヘッダーや選択肢を編集します。

 作成したら、クイズと同じように「共有」からリンクを発行して子どもたちに開かせます。子どもたちが投票を行うと、その結果が画面にリアルタイムで反映されます。教師画面では誰がどの選択肢に投票したかも確認できるので、クラスの意見を素早く把握できて便利です。

投票結果はリアルタイムで反映される
投票結果はリアルタイムで反映される

投票の結果をリセットする

 投票結果を白紙に戻したいときは、画面下の三点リーダー(…)をクリックして「すべての回答をリセット」をクリックします。これで投票履歴が完全に削除されるため、もう一度新たに投票を開始できます。以前の記録は消えてしまうので、必要に応じて結果をCSVでダウンロードしておきましょう。

投票結果のリセット
投票結果のリセット

テキストからクイズを自動生成

 教師アカウントであればデザインに挿入されたテキストからクイズを作成できます。テキストボックスを選択してフローティングツールバーの「マジック作文」をクリックし、「クイズを生成」をクリックします。するとAIがテキストの内容を分析して、問題と選択肢、正答が生成されます。内容を確認して、間違いがあれば、内容を編集して修正できます。

 授業のまとめ部分からクイズを生成すれば、その日の理解度をサッと確認できるのでとても効率的です。

デザイン内のテキストからクイズを作成
デザイン内のテキストからクイズを作成
クイズ投票の活用例の紹介

 今回紹介したように、Canvaは単におしゃれなコンテンツを作成するだけのツールではありません。オンライン・オフラインの両方でプレゼンテーションを行う仕組みが整っているうえ、投票やクイズなどのインタラクティブな機能で、子どもたちの学習意欲を引き出すことができます。

 ふりがなの設定や、テキストからのクイズ自動生成機能まで活用すれば、学習支援や授業の振り返り・評価がさらに効率的に行えます。

 ぜひ授業に取り入れてみてください。

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この記事の著者

前多 昌顕(マエタ マサアキ)

 五所川原市立五所川原小学校教諭、青森県プログラミング教育研究会発起人で事務局長。初任の頃よりICTの教育活用に興味を持ち研究を進める。いったんICT教育と距離を取り、研究対象を思考ツールにしたが、プログラミング教育必修化をきっかけに再開する。マイクロソフト認定教育イノベーターエキスパート2018-...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です


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