デザインにふりがなをつける
ふりがなの準備をする
まずは、ふりがなをつけたいデザインを開きましょう。もし行間隔が狭いテキストがあれば、そのテキストをクリックして上メニューバーの「スペース」をクリックし、少し行間を広げておくとふりがなが挿入されたときに見やすくなります。これをやっておくと、後でふりがなを確認するときにも便利です。ふりがなを挿入した後でテキストの行間隔を変更しても、挿入されたふりがなは移動しないので、手作業で位置を整えることになり、とても大変です。行間隔は最初に整えておきましょう。

ふりがなを設定する
準備ができたら、デザインの背景を右クリックまたはダブルタップしてポップアップメニューを表示し、「ふりがな」をクリックします。
左サイドパネルにふりがな設定の項目が出てくるので、ここでふりがなを振りたいテキストのチェックボックスをクリックして選択していきましょう。ちなみに、仮名だけのテキストやアルファベットだけのテキストはサイドパネルに表示されません。
多くのテキストを一度に選択すると、ふりがながうまく生成されない場合があるので、少しずつ設定していくのが安心です。
準備ができたら「ふりがなを振る」をクリックして、しばらく待ちます。しばらくするとテキストにふりがなが挿入されます。

ふりがなを確認・修正する
ふりがなが挿入されたら、いったん拡大してチェックしましょう。ふりがなはテキストボックスとして挿入されているので、間違いがあれば直接修正できます。
元のテキストが熟語の途中で改行されている場合は、ふりがなが正しく挿入されないため、手動で修正する必要があります。テキストによってはふりがながズレて挿入されることもあるので、機能を過信せずに、必ず全体をひととおり見渡してから次に進むのがおすすめです。

ふりがなの取り消しに注意
もし「やっぱりふりがなをやめたい」と思って、「Ctrl(command)」+「Z」で取り消そうとしても、一度にすべてを消すことはできません。1回の操作につき1つのふりがなしか取り消されないので、取り消し作業を何度も繰り返す必要があります。まとめて取り消したいときは、元のテキストを移動するかロックした後にふりがなをまとめて選択して削除するとよいでしょう。

ふりがなの設定はやや細かい作業に感じるかもしれませんが、慣れると意外と簡単です。子どもたちが読む資料や作品にふりがなを入れると、学習の助けになったり、読みやすさがぐんと高まったりします。ぜひ活用してみてください。