サイバー大学は、福岡市立福翔高等学校、博多工業高等学校、福岡女子高等学校、福岡西陵高等学校と、2月12日に高大連携の包括協定を締結した。同協定に基づいて、4校の生徒に対し、2025年度春学期からサイバー大学の正規オンライン授業科目を無償提供する。
![今回締結された高大連携の包括協定イメージ](http://et-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/12092/12092_fig01.png)
サイバー大学は、福岡県福岡市における構造改革特別区域計画「福岡アジアビジネス特区」の規制緩和を受けて設立された株式会社立のフルオンライン大学。今回、同学が4校と締結した高大連携の包括協定では、「福岡アジアビジネス特区」の趣旨に則って同学と4校が連携して相互に協力し、地域における高校生一人ひとりの能力を伸ばして、学校教育の新興と地域社会の発展に寄与することを目的としている。
サイバー大学が提供する授業科目は「データサイエンス入門」(全15回)で、以下の内容について学習する。
- データサイエンス・人工知能の基礎概念と社会的背景
- データの収集方法と前処理手法
- データサイエンス・人工知能での基礎的なデータ利活用方法と留意点
「データサイエンス入門」は、文部科学省が推進する「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度」において認定を受けた教育プログラムの中から、特に優れたプログラムとして「リテラシーレベル プラス」に選定されている。デジタル社会において、データを使いこなせる能力は「読み・書き・そろばん」に匹敵する基礎力として、あらゆる分野で求められるスキルであることから、同科目が選定された。
なお、「データサイエンス入門」を履修して合格した高校生には、単位を授与するとともに、身に付けた知識とスキルをデジタル証明するためのオープンバッジを発行する。
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