エデュワークと教育同人社は、教員向けICTサービスの提供および「教員の働き方改革」を目的とした業務提携契約を締結したことを、1月15日に発表した。
教員の業務負担増大が社会的課題となる中、教育現場では業務効率化と働き方改革が強く求められている。そこでエデュワークは、教員の業務効率化を目的に2024年9月に学校教育に特化した生成型AIアプリ「先生GPT」の提供を開始した。また、教育同人社は、小学校向け教材の出版やクラウド型教育支援ツール「はなまるクラウド」の提供を通じて教育現場を支援してきた。今回の提携により両社はそれぞれの強みを生かし、教員が本来の教育業務に集中できる環境の整備を目指す。
「はなまるクラウド」は教育同人社が提供するクラウド型の得点集計システムで、教員の業務効率化を支援するツール。インストール不要でインターネット接続があればどこでも利用可能なため、職員室、教室、自宅など場所を問わずにアクセスできる。さらに、児童へのアンケート機能を備え、単元ふり返りや自己評価のデータを集計に活用することで評価の質を向上させる。
今回の提携では「はなまるクラウド」と「先生GPT」を組み合わせて教員の業務負担を軽減し、教育の質向上を目指す。これにより成績管理から所見作成までの一元化を視野に入れた新たな教育ICTソリューションを開発し、教育現場に貢献する。
今回の提携により、以下の効果が期待される。
1.教員の業務負担を軽減
「先生GPT」を活用することで日々の業務を効率化し、平均1日1時間38分の業務時間削減が可能となる。
2.教育の質を向上
AIによる知識の集積と最適化されたサポートで、教員が教育に専念できる環境を提供する。
3.教育ICTの連携による新たな価値の創出
「はなまるクラウド」と「先生GPT」のさまざまな方法による連携によって教員の業務をスムーズに統合し、働き方改革を後押しする。
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