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成基、京都市によるメタバース上の「オンラインの居場所」実証研究に参画し、新たな支援策を提供

 成基は、京都市とともにメタバースを活用した不登校の子どもたちへの新しい支援策を実施することを、12月23日に発表した。

 京都市教育委員会ではこれまで、学びの多様化学校「洛風中学校」「洛友中学校」や、教育支援センター「ふれあいの杜」、校内サポートルームの設置といった、不登校の子どもたちへの先進的な支援施策を展開。2024年度からはメタバース上で学びの継続と居場所づくりを実現すべく、「オンラインの居場所」の実証研究を開始し、そのパートナーとして成基も参画している。

 「オンラインの居場所」は10月〜12月の期間、教育支援センター「ふれあいの杜」へ通級する子どもを対象に試行実施を行い、学習コンテンツの検討や通信環境、ハードウェア上の課題整理を行った。 具体的には、10月2日から毎週水曜日の13時~15時30分に「オンラインの居場所」を開講し、子どもたちはメタバース空間に設けた仮想教室で、チャット機能を使いながら授業や発問を行う。成基の豊富な教育コンテンツを取り入れて子どもたちの興味関心の高い理科教育・プログラミング教育・防災教育といった、教科横断的な学習を実施している。

 これらの試行が順調に進んだことから、2025年1月からは対象を京都市立の小・中学校に在籍する小学4年生〜中学3年生のうち、長期欠席傾向(目安は30日以上)にある児童生徒へ拡大。新たに実証研究を実施し、成基も引き続き同取り組みに参画する。

 対象を拡大した後の追加募集は定員40名程度で、保護者と在籍校が相談のうえ、在籍校を通じて「オンラインの居場所」への参加を申し込む。その後、教育委員会で申し込みを受け付け、成基から「オンラインの居場所」説明会動画や接続の手続きを直接保護者にメールで連絡するという。

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https://edtechzine.jp/article/detail/11919 2024/12/28 06:00

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