エレコムは、GIGAスクール構想第2期で活用でき、iPad本体のUSB Type-C端子と接続可能な、ケース一体型のパソコン学習用キーボード「KEY PALETTO Folio(キーパレットフォリオ)」4モデルを順次発売すると12月24日に発表した。対応機種は、10.9インチiPad 第10世代。
「KEY PALETTO Folio」は、スタンド付きのiPadケースとキーボードを一体化した製品。キーボードは振動や衝撃に強いコネクタ機構であるポゴピンを経由して動作するので、安定した接続を実現している。ケースとキーボードは分離でき、校外学習などでiPadを持ち運ぶ際には、ケース単体でも使える。
さらに、キーボードはローマ字入力にフォーカスし、キー印字は実際に入力される文字と同じ小文字をメインにすることで、アルファベットに不慣れな子どもたちの混乱を防ぐ。それとともに、色の判別が苦手な色覚特性のある子どもでも、色の違いを見分けやすいカラーバランスに調整している。
キーの押し間違いによる混乱を避けるべく、使用頻度の低い機能を取り除いてスムーズなキーボード操作の習得を可能にすべく配慮しており、キー配列にはプログラミングやタブレット学習に特化した機能を盛り込んだ、独自の日本語配列(JIS)を採用した。また、使用頻度や機能などによって異なるキー形状を採用することによって、これからタッチタイピングを学ぶ子どもたちのタイピングミスを防いでいる。
iPadで使用しやすいキーピッチ17mmのコンパクト設計で、軽い力でも打てる新設計のメンブレン方式を採用した。また、最大500万回の打鍵に耐えられる高耐久キーを採用するとともに、キーのすき間にペンの先端や定規を挿し込みにくく、いたずらにも強い構造としている。
さらに、ケース側に充電・通信用USB Type-C端子、直径3.5mmの4極オーディオ端子を搭載し、キーボードを外してケース単体で使用する場合でも、iPadの充電やイヤホン・ヘッドセットの使用ができるようにした。iPadとケースの接続部には、iPadのUSB Type-Cポートに負担をかけないよう、独自の可動式コネクタを採用するとともに、コネクタ自動ロック機能も備えている。また、ケース上部にはタッチペンを収納可能なペンホルダーを設けるとともに、4カ所のストラップホールも設けられているので、肩掛けや画板スタイルにも対応する。
そのほか、ケース単体での使用時にはスタンドで自由に角度を調整でき、裏面には大きめののぞき窓を備えているので、iPad本体に貼った管理用シールをケースを装着したまま確かめられる。また、アメリカ国防総省のMIL規格 810Hに相当する、高さ1.2mからの落下に耐える耐久性を備えている。
ラインアップは、ひらがな印字なしモデル(TK-KP10UMBK)、ひらがな印字ありモデル(TK-KP11UMBK)、ひらがな印字なしで落ち着いた色調のモデル(TK-KP12UMBK)、ひらがな印字ありで落ち着いた色調のモデル(TK-KP13UMBK)の、計4モデル。税込価格はいずれも1万7600円。
あわせて、「KEY PALETTO Folio」専用のiPad画面カバー(TK-TB-KP01)、および専用のショルダーベルト(TK-STS-KP01)も発売される。価格はどちらもオープン。
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