甲南大学、探究活動・研究活動を題材にした高大接続イベント「リサーチフェスタ2024」を12月15日にオンライン開催

　甲南大学は、探究活動・研究活動を題材に高校教育と大学教育とを接続する独自の取り組みの一環として、「リサーチフェスタ2024」を12月15日10時〜16時40分（予定）にオンライン開催する。

　「リサーチフェスタ」は、探究・研究活動に取り組む高校生と大学生、大学院生が、自分たちの活動についてさまざまな視点から議論して、その広がりについて知り、学ぶ機会として2017年から開催されてきた。

　単に発表するだけの発表会ではなく、参加者がワークを通じて他者の発表から気づきを得て、自分たちの今後の「研究」や「活動」にフィードバックできる工夫も取り入れられている。文系・理系を問わない自由なテーマで発表を行うほか、オンライン開催なので甲南大学が所在する兵庫県だけでなく、他府県の発表者、聴講者も参加する。

　具体的には、他者の発表から気づきをまとめるワークや、他者の発表を比較する審査に関するワークへの取り組みを通じて、他分野の調査・研究の方法や発表のノウハウ（発表資料の作り方や話し方、質疑応答など）を学べる。

　さらに、同学年だけの議論だけでなく、年齢や専門の垣根を超えた大学生や大学院生、高校生がオンライン上で交流つつ発表ワークが行われる。完成された発表に加えて現在進行中の発表も受け付けるため、発表者は抱えている課題を聴衆や専門家と議論することで、探究活動の進展につなげられる。

　高校教諭にとっては、幅広い分野の探究課題についてテーマ設定から解析、まとめ方まで、高校の教育現場にフィードバック可能な学びの場にもなる。そのため、「探究活動」の生徒指導に役立つヒントを数多く見つけられる。

　オンラインで見学を希望する場合は、専用フォームから申し込み後、送付されたIDでアクセスすると視聴できる。申し込みの締め切りは、12月11日となっている。