steAmは、リネットジャパングループ、リネットジャパンリサイクル、大阪市教育委員会と連携して、「2025年日本国際博覧会」(通称:大阪・関西万博)のテーマ「いのちを高める」に基づいた探究学習プログラム「GIGAスクールパソコン『地域内教材再利用』プロジェクト」を実施している。
大阪・関西万博のテーマ事業「いのちを高める」では、「万人万物にある創造性を信じる」というコンセプトから自然や環境問題にも目を向ける。中でも環境問題(ごみ、リサイクルなど)についてはこれまでさまざまな企画(トークイベント、アートコンテストなど)で取り上げ、「万博とごみ」「ごみの可能性と未来」について多くの人々とともに多角的に学びを深めてきた。
今回の連携事業は、steAmの代表である中島さち子氏が大阪・関西万博テーマ事業「いのちを高める」プロデューサーを務めていることから実現したもの。「GIGAスクールパソコン『地域内教材再利用』プロジェクト」において、steAmは探究学習の企画と運営を担当する。さらに同プロジェクトでは大阪市が保有する故障端末を活用し、小型家電リサイクル法の認定事業者かつ大阪市と小型家電リサイクルの協定を締結しているリネットジャパンが、文部科学省のガイドラインに基づきデータ消去を実施し、探究学習の教材として再利用可能な状態にする。
探究学習では、子どもたちにとって身近な存在である学習者用端末を教材として活用する。不用となった端末の解体作業を行うなど五感を活用した活動を通じて、子どもたちのごみやリサイクルへの関心を高める。その後、児童が自ら問いを立てて解決に向けて情報を収集・整理・分析したり、周りの人と協働したりする学習によって、思考力・判断力・表現力の育成へとつなげていく。
全12時間のプログラムは以下の通り(一部、調整中の日程あり)。
なお、本探究学習の学習成果を発表する場のひとつとして、大阪・関西万博テーマ事業「いのちを高める」シグネチャーパビリオン「いのちの遊び場クラゲ館」における、児童によるワークショップの開催も検討されている。
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