COMPASSは、同社が提供する学習eポータル+AI型教材「キュビナ」と、教育出版が提供するデジタル教科書との連携において、アプリケーション間の連携機能を実装したことを、11月7日に発表した。またその機能を使用し、「キュビナ」を導入している北海道留萌市、栃木県那須町、埼玉県新座市の小学校で、デジタル教科書とAI型教材の連携による学習効果に関する実証を実施する。
GIGAスクール構想の1人1台端末環境において、さまざまなデジタルサービスの導入・活用が学校現場で進み、教育データの利活用が次なるテーマとして注目される中、COMPASSはこれまで子どもたちの「個別最適な学び」の実現のため子どもたちを中心としたサービスの垣根を越えた連携に積極的に取り組んできた。
その中でも学校教育の主たる教科書と教材がシームレスに接続することは、子どもたちの「個別最適な学び」に必要不可欠と同社は捉えており、文部科学省検定済の主要教科書に準拠した問題を「キュビナ」のAIが児童生徒一人ひとりの習熟度に合わせて出題し個別最適に学べる「キュビナ 教科書×AI コンテンツ」のリリースを進めてきた。
そして今回、「キュビナ」と教育出版が提供する、デジタル教科書とのアプリケーション間の連携機能の実装が完了した。またこの機能を使用し、かねて「キュビナ」を導入している北海道留萌市、栃木県那須町、埼玉県新座市の小学校で、連携による学習効果の実証を行っていく。
アプリケーション間相互連携機能の詳細は以下の通り。
デジタル教科書と、教科書に準拠した問題を搭載したAI型教材「キュビナ」の連携
デジタル教科書と、教科書に準拠した問題を搭載した「キュビナ」のAI型教材を接続することで、子どもたちにとってより学びやすく、より個別最適に学べる。
「キュビナ」からデジタル教科書へ
「キュビナ」の問題画面に表示された教科書のアイコンをタップすることで、対応するデジタル教科書の該当ページにジャンプして教科書で学習できる。一つひとつの問題だけではなく、単元単位、より細かい小単元ごと、さらに細かい問題グループごとに、デジタル教科書へ連携している。
自治体における実証概要は以下の通り。
留萌市
- 対象児童:留萌市の小学校6年生 計101人
- 対象科目:算数・社会
- 実証期間:2024年9月~2024年12月
那須町
- 対象児童:那須町の小学校5・6年生 計153人
- 対象科目:算数
- 実証期間:2024年9月~2024年12月
新座市
- 対象児童:新座市の小学校5・6年生 計256人
- 対象科目:理科
- 実証期間:2024年9月~2024年12月
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