イー・ラーニング研究所は、小学生の子どもを持つ保護者を対象に実施した、「非認知能力に関する取り組み及び意識調査」の結果を10月25日に発表した。同調査は、9月4日〜26日の期間に行われ、350名から回答を得ている。
調査対象者に「非認知能力」について知っているかを尋ねたところ、「知っている」という回答が約6割を占めた。
「非認知能力」について「知っている」と答えた人に、「非認知能力」について理解し、説明できるかを尋ねた質問では、「できる」という回答は3割未満にとどまっている。
自身の子どもや周囲の子どもと接する中で、円滑にコミュニケーションがとれていると感じるかを尋ねたところ、「よくできている」と「どちらかというとできている」を合わせた割合が半数超を占めた。
自身の子どもや周囲の子どもが問題に直面した際に、自分で解決策を考えられていると感じることがあるかを尋ねた質問では、「よくできている」と「どちらかというとできている」を合わせた割合が約半数を占める一方で、「できていない」と「どちらかというとできていない」を合わせた割合は約4割に達している。
「非認知能力」が子どもに与える影響について、どのようなことを期待しているかを尋ねたところ(複数回答)、「コミュニケーション能力や協調性が高く、周囲の人と良好な関係を築くことができること」が7割超でもっとも多く、「社会に出た際にさまざまな状況に対応していける応用力がつくこと」が6割超でそれに続いた。
「非認知能力」に関する情報を得る機会を増やしたいと考えているかを尋ねた質問では、「増やしたい」とする回答が約8割に達している。
「非認知能力」を高めていく中で、どのようなことが障害になっているかを尋ねたところ(複数回答)、「非認知能力に関する情報が少ない」が7割超で最多となり、「何をもって非認知能力とするのか評価基準がない」が半数超でそれに続いた。
子どもの「非認知能力」をさらに高めていくために、どのようなことを期待するかを尋ねた質問(複数回答)では、「『非認知能力』の学習が子どもにとって楽しくしていくこと」がもっとも多く、「『非認知能力』の重要性を広めていくこと」がそれに続いている。
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