COMPASSは、同社が提供する学習eポータル+AI型教材「キュビナ」と、学校図書が提供するデジタル教科書との連携において、アプリケーション間の相互連携機能を実装したことを、10月22日に発表した。またその機能を使用し、「キュビナ」を導入している東京都町田市内の市立小学校でデジタル教科書とAI型教材の連携による学習効果に関する実証を実施する。
GIGAスクールの1人1台端末環境において、さまざまなデジタルサービスの導入・活用が学校現場で進み、教育データの利活用が次なるテーマとして注目される中、COMPASSはこれまで子どもたちの「個別最適な学び」の実現のため、子どもたちを中心としたサービスの垣根を越えた連携に積極的に取り組んできた。
その中でも学校教育の主たる教科書と教材がシームレスに接続することは、子どもたちの「個別最適な学び」に必要不可欠とCOMPASSは捉えており、文部科学省検定済の主要教科書に準拠した問題を「キュビナ」のAIが児童生徒一人ひとりの習熟度に合わせて出題し個別最適に学べる「キュビナ 教科書×AI コンテンツ」のリリースを進めてきた。
今回「キュビナ」と学校図書が提供する、デジタル教科書とのアプリケーション間の相互連携機能の実装が完了した。
この機能は、デジタル教科書と教科書に準拠した問題を搭載した「キュビナ」のAI型教材を相互接続することで、双方をシームレスに行き来しながらより学びやすく、より個別最適に学べることを目的としている。また、この機能を使用し、かねて「キュビナ」を導入している町田市内の市立小学校で連携による学習効果の実証を行っていく。
アプリケーション間相互連携機能の詳細は以下の通り。
デジタル教科書から「キュビナ」へ
デジタル教科書上の「キュビナ」のアイコンをタップすることで、教科書の内容に対応する「キュビナ」の問題にジャンプし、教科書で学習した内容の演習にタイムリーに取り組める。
「キュビナ」からデジタル教科書へ
「キュビナ」の問題画面に表示された教科書のアイコンをタップすることで、対応するデジタル教科書の該当ページにジャンプし、教科書で学習できる。一つひとつの問題だけではなく、単元単位、より細かい小単元ごと、さらに細かい問題グループごとにデジタル教科書へ連携していく。
町田市における実証概要は以下の通り。
- 対象児童:町田市の小学校5・6年生 計294人
- 対象科目:算数
- 実証期間:2024年9月~2024年12月
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア