神戸女子大学・神戸女子短期大学は、同学の「数理・データサイエンス・AIリテラシー プログラム」が、文部科学省の認定制度である「数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル)」に認定されたことを、10月15日に発表した。認定有効期限は2029年3月31日まで。
神戸女子大学・神戸女子短期大学では、2023年度入学生から新たに「数理・データサイエンス・AIリテラシー プログラム」が全学部生を対象に導入された。同プログラムは、「数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル)認定制度」に準拠し、数理・データサイエンス・AIに関する基礎的な能力の向上を図ることを目的としており、大学の全学共通教養科目及び短期大学の教養科目として開講している「情報A」と「情報B」の2科目で構成されている。
「情報A」では、ワープロや表計算などの基本的なアプリケーションプログラムの活用を通して、コンピュータの役割や機能を理解し、適切に活用する能力を身につける。また、基本操作や基本知識の向上だけでなく、ファイルの扱い方、情報の利用、情報モラル・セキュリティの知識を深めることができる。
「情報B」では、デジタル時代の「読み・書き・そろばん」となるAI・データサイエンスに関して、さまざまな視点から日常の生活や仕事に活かすことができるスキルを身につける。同講義は指定のeラーニング教材を使用し、すべてオンライン上で学修するメディア授業であるため、場所や時間を選ばず、各学生のペースにあわせて学修できる。
なお、同学は2023年度より学生のノートPC必携化を推進している(心理学部のみ2022年度より必携化)。これに伴い、PC教室の空き状況に関わらず情報分野に関する学習が可能となり、充電スポットやレンタルPC、学内のWi-Fiも整備されているため、これらの科目を受講するだけでなく、AI・データサイエンスを学ぶための環境を整えている。
同学の「数理・データサイエンス・AIリテラシー プログラム」で身につけられる6つの能力は以下の通り。
- 基本的な文書処理やデータ処理ができる
- インターネットを適切に利用できる
- AI・データサイエンスの必要性を説明できる
- 社会で活用されているデータ・AI活用の事例を例示できる
- データの活用方法について説明できる
- データ・AIを扱う上での留意事項を説明できる
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