ポプラ社は、同社の小中学校向け教育ICTプラットフォーム「MottoSokka!(もっとそっか!)」を通じて提供する読み放題型電子図書館「Yomokka!(よもっか!)」が2024年度より東京都渋谷区の小中学校全26校で採用され、順次活用が開始されたことを、7月29日に発表した。
「MottoSokka!」では、読み放題型電子図書館「Yomokka!」と、オンライン事典サービス「Sagasokka!(さがそっか!)」の2つのサービスを提供している。
渋谷区では、育児・教育・生涯学習分野でダイバーシティ&インクルージョン教育の先進都市を目指し、教育委員会の本年度の重点的な取り組みの第一に「1人ひとりの“ちがい”が活きる新たな学び・探究の推進」を掲げている。
渋谷区教育委員会が、個別最適な学び・協働的な学び・探究的な学びを展開して学びを変革していく具体的な方策のひとつとして、子どもたちに新たな読書体験を提供することを目指した「Yomokka!」が、2024年度から渋谷区立の全小中学校26校で一括採用された。
現在、教育委員会を通じて導入され、児童生徒約9500名に1人1台配布されている端末を通じて「Yomokka!」に掲載される4300冊以上の、多様なジャンルの電子書籍へアクセスできる。
デジタルでも多様な読書ニーズに応えていくことで、児童生徒の不読率の改善や、一人ひとりの興味関心に沿った自発的な読書活動の促進が期待される。また、全国初の試みである「シブヤ未来科」などの探究学習での授業活用や、一人ひとりの多様な「もっと知りたい」「調べたい」ニーズにいつでもどこでも対応できる新たな手段としても期待されている。
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