ELSAは、AI技術を活用した同社の英語発話支援サービス「ELSA Speak」が、関西大倉中学校・高等学校の中学生を対象に5月から導入されたことを、7月25日に発表した。
関西大倉中学校・高等学校は、創立当初から心身の健康を図り、個性の伸長・徳育を重視し、知育・体育の充実による意志強固で誠実明朗な人物を鍛え上げることを教育理念としてきた。この理念のもと、同校は5つの教育目標を掲げ、一人ひとりの個性・才能を生かして自ら考え責任ある行動がとれる人間の育成に注力している。さらに、男女・民族、言葉の違いを超えて互いの人権を尊重し、自然とともに生きることの大切さを理解できる人材の育成にも力を入れている。
今回の「ELSA Speak」の導入は、同校の教育理念と目標に合致するものであり、同校のグローバル人材育成の取り組みをさらに加速させるものと期待される。「ELSA Speak」は生徒たちが自信を持って正しく明瞭に英語を話せるようサポートし、知・徳・体のバランスのとれた総合的な人格を備えた生徒の育成に貢献する。
同校では、グローバル人材の育成を目指した教育に力を入れており、英語科では英語運用能力を向上させることを目標に日々授業をしている。特に中学生は基礎力養成において重要な時期であり、授業では文法の理解を深めるだけでなく、その定着と運用力の育成に注力している。
その一環として音読指導も行っていたが、一斉音読だけでは個々のフィードバックが難しいという課題があった。タブレット導入後は音読を録音して提出させ、教員によるフィードバックを試みたが、多くの生徒がいるため全員へのフィードバックを終えるのにも時間がかかった。また、細かくコメントなどを残したいが、人数が多く難しいというジレンマを抱えていた。このような背景から、一斉指導を行いながらも生徒たちが個々の課題に取り組める方法を模索し「ELSA Speak」の導入に至った。
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