みんなのコードとキンドリルジャパンは、みんなのコードが日本女子大学附属中学校の技術・家庭科技術分野のカリキュラムを開発・実施することを、7月17日に発表した。同カリキュラムは、テクノロジー分野のジェンダーギャップ解消を目指し、キンドリルの助成により実施されるもので、7月中旬から開発を行い、2025年3月末まで実施される。
みんなのコードと日本女子大学附属中学校は、2023年に教科横断的な情報活用能力の育成に関する連携協定を締結。これまで、テクノロジー分野におけるジェンダーギャップの解消を見据えて、生徒の個性を活かせるカリキュラムの作成・実施に取り組んでいる。2024年度の技術・家庭科技術分野では、AIの利活用も含めてより日常の生活に即した体験を通して、情報活用能力を高めるカリキュラムを開発する。
みんなのコードによる支援としては、中学校で技術科の教員を務めていた同法人の千石氏が、日本女子大学附属中学校に出向いて技術科の授業を支援する。同校の教員とともに生徒の反応を見つつ、技術分野のカリキュラム開発を行う。なお、具体的な開発内容は以下のとおりとなっている。
- 体験に基づいたテクノロジー教育およびコンピュータに関する学習カリキュラムの設計
- 生成AIを活用した指導案の作成:AIのしくみなどを理解するための授業や、生成AIを活用し情報デザインの視点を取り入れた作品作り
さらに2024年度の3学期からは、キンドリルのプログラミングに関して深い知識を有する社員が中学1年生の授業にボランティアで参加する予定となっている。ScratchやAkaDakoを活用した親しみやすく理解しやすい授業を通じて、IT分野への関心を高めることを目指す。
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