ジェイックは、同社の運営する中退者専門の就職支援サービス「ジェイック 中退就職カレッジ」が、同サービスの受講生を対象に実施した、中退に関するアンケートの結果を6月28日に発表した。同調査は、2023年4月1日~2024年3月31日の期間に行われている。
調査対象者に、大学や専門学校への進学理由を尋ねたところ、「なんとなく/親や先生に言われて/進学するのが当たり前だと思った」(39.8%)がもっとも多く、「資格を取りたかった/就活に有利になると思った/仕事に役立つと思った」(21.7%)、「教養を身に着けたい/勉強や研究をしたいと思った」(19.6%)がそれに続いた。
実際に中退をしたのは(する予定なのは)入学後何年目かを尋ねた質問では、「1年目」が15.6%、「2年目」が24.3%、「3年目」が23.1%、「4年目」が20.9%、「5年目」が10.9%、「6年目」が3.4%、「7年目」が1.6%、「8年目」が0.3%となっている。2021年度・2022年度の調査結果と比較すると、「1年目」「2年目」「3年目」はそれぞれ1.9~5.7ポイント増加している一方で、「5年目」「6年目」「7年目」「8年目」はそれぞれ1.5~5.3ポイント減少した。
中退理由としては、「授業内容に興味が持てなかったから」(27.9%)が最多となり、以下「留年したから」(22.8%)、「経済的事情・家庭問題」(17.9%)が続いている。
中退(中退検討)前に得られていれば、中退しなかったと思うサポートを尋ねたところ(複数回答)、「学習支援(教員や職員などからの)」(37.8%)がもっとも多く、「心理相談(教員や職員などとの)」(29.9%)、「高校でのキャリア教育(大学進学~卒業~就職までを見据えた)」(28.4%)、「経済支援(授業料免除、給付奨学金など)」(27.4%)、「心理相談(学外の臨床心理士などの専門職との)」(25.9%)がそれに続いた。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア