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尼崎市内の全小学校、電子黒板「ミライタッチ」約1000台を導入

 さつきは、兵庫県の尼崎市教育委員会を通じて電子黒板「ミライタッチ」約1000台を、尼崎市内の全小学校(42校)に導入したことを、6月26日に発表した。

尼崎市立下坂部小学校における「ミライタッチ」を使用した授業の様子
尼崎市立下坂部小学校における「ミライタッチ」を使用した授業の様子

 「ミライタッチ」は、使う人(健常者、障がい者、老若男女、ITが苦手な人)を限定することなく、誰にとっても使いやすいと感じてもらえるような「インクルーシブ電子黒板」をコンセプトとしている。「書く」「消す」「映す」の操作が簡単なので、ICT機器に苦手意識を持った教員でも直感的に利用できる。

 尼崎市における「ミライタッチ」導入校のひとつである尼崎市立下坂部小学校は、「ミライタッチ」導入以前は50型のテレビをChromebookの大型提示装置として利用していた。50型のテレビでは画面が小さく、教室の後ろ方の席にいる子どもたちにはとても見えにくく、ただ画面を表示するだけの装置になってしまっていたという。

 「ミライタッチ」の導入によって、教室の後ろの席からでもはっきりと内容が見えるようになった。「ミライタッチ」にはChromeOS Flexが搭載されているので、パソコンが手元になくても「ミライタッチ」上でアカウントにログインするだけで、教員のChromebookと同期して利用可能になった。

「ミライタッチ」の鮮明な画面表示イメージ
「ミライタッチ」の鮮明な画面表示イメージ

 また、前回の授業内容を「ミライタッチ」内に保存できるため、過去の授業をいつでも振り返られ、授業での復習が容易になっている。さらに、「ミライタッチ」導入後は、子どもたちが主体的な意見を発する場面が非常に多くなったという。

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https://edtechzine.jp/article/detail/11183 2024/06/27 11:20

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