デジタルアーツは、個人情報漏えい対策として福岡県教育庁に「iFILTER」の「f-FILTER連携オプション」が採用されたことを、5月22日に発表した。
福岡県教育庁では、以前から同社の「i-FILTER」などのWebセキュリティ製品が採用されており、GIGA端末や教職員用端末、教育委員会の職員が利用する端末で幅広く活用されている。今回新たに教職員用端末に、DLP(データ損失防止)・ファイル転送サービス「f-FILTER」の一部の機能を「i-FILTER」のオプションとして利用できる「f-FILTER連携オプション」が採用された。
昨今教育DXが進み、教育委員会や学校で必要となるセキュリティ対策が高度化・重要化する中で、福岡県教育庁もクラウドを基盤とした環境構築に向けてよりよいセキュリティ対策を検討していた。
そこで同社は、以前から利用している「i-FILTER」のオプションとして、クラウドストレージへのアップロードファイルやチャットサービスの投稿内容に含まれている重要情報をDLP判定できる「f-FILTER連携オプション」を提案した。福岡県教育庁が運用しているクラウドストレージに対応できることや、個人情報が含まれるファイルを誤ってアップロードしてしまうなどの人為的なミスを防止できるという観点で採用が決まった。
「f-FILTER」は「DLP機能」「ファイル判定機能」「上長承認機能」「アンチウイルス機能」「ファイル閲覧権限管理機能」の5つの情報漏えい対策機能を有し、重要情報が入ったファイルを確実に選別することで、セキュアな状態で正しい相手に受け渡しできる。
また、Webセキュリティ製品「i-FILTER」と連携し「ネットワークDLP」として活用できる。他社クラウドストレージサービス、チャットサービス、生成AIへのファイルアップロードやチャット投稿の内容を「DLP機能」で検査し、重要情報が含まれる場合は投稿をブロックすることが可能。また「上長承認機能」では、人の目によるチェックを行うことで柔軟に投稿を許可できる。
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